【備忘録】基礎が身につかない生徒に多い傾向6つ。

こんにちは!いよいよ新学期が近づいてきました。

新たな学期が始まると同時に、授業もどんどん進んでいきます。できるだけアドバンテージを作ろうと塾生には春期講習でテキストを早めに進めるように指導していきます。

ところが、生徒によってスピードはまちまち。

なかなか予定通り行かないことがほとんどです。

 

予定通り進まない生徒を観察していると何となく、傾向があります。ボーっとしていたり、手が止まっていたりと様々。今回は基礎がなかなか身につかない子に多い傾向を書き残しておきます。

我が子も心配になってくるのですが、私なりの対策なども書いてみましたので、ご参考にして頂ければと思います。

  

  

① 考えない。分からないとすぐ聞きたがる。

 

分からないことにぶつかるとすぐに親や先生に聞いて解決しようとする。自分で考えて答えを出そうとしない。

考える、調べる習慣ができていません。

少し前のページを見たり、直前の問題を見ればヒントになっていることが多いことにも気づかなかったり。中には、見開きのページに答えが載っているのに、かたくなに分からないと言い張る生徒も。

丁寧に指導はするのですが、それが考えるきっかけにならないと定着していきません。

なので、講師には、なんでもかんでも質問に答えるのではなく、考える時間を取るように指導しています。自分で解決しようと考えるプロセスがより定着を深めます。

 

考えることは、慣れない生徒にとって疲れるので嫌がるのですが、「どうしてそうなるのか?」怠けず、自分の頭で考えるクセをつけなければ、その先の問いに至ることはないでしょう。

今教育で話題になっている、アクティブラーニングに通じるものがあると思います。

 

 

② めんどくさがる。

 

 めんどくさがりの生徒は計算や回答プロセスをめんどくさがって省略しようとします。これをすると、どうしてそうなったのか、再び同じ問題に取り組んだ時、分からなくなります。復習しようとしてもどうしてその答えになったのか分からなくなります。

さらに、、傾向として、書くのも面倒に感じるようになってきて、字が汚くなってきます。

 

こうなってくると、負のスパイラルに入り、どんどん分からなくなっていきます。

 

面倒な計算でも、一つ一つ丁寧に途中式を書かせ、手順を頭に刷り込むことが必要です。算数であれば計算が少しづつできるようになっていきます。最初は面倒かもしれませんが、できるようになってくると楽しくなるはずです。

 

めんどくさいかもしれませんが、途中プロセスを意識することも回答の一つとし、強制的にやらせる努力が必要です。 とはいえ、私どももめんどくさがる生徒にできる限り書かせていますが・・

現実的にはなかなか難しいんですよね・・

   

 

③ 謎の自信に満ち溢れている。

 

 このパターンは意外と多いです。 できるか確認すると「ばっちりです!」。ただ、実際にやってみると今一つパッとしない出来。

うーん。これは、できたとは言えません。

少しで来たことが、理解「できた。」、「できる。」と勘違いしていることがあります。

 

また、冗談で、できないにも関わらず、「任せろ!」ぐらいの勢いで言うものの、全くできないパターンもあります。

どれも、その場をしのぐためのまやかしです。

見せかけの自信には努力が伴っていません。

自己肯定感を高く保つという面では良いと思うのですが、使い方ですよね。

 

まずは、自分の実力をしっかり見極めさせることが重要です。

 

 その為には、模試や学校のテストを意識させることが重要なのですが、これだけだとなかなか、実感、効果がありません。

なので、志望校や職業などを考えさせる・決めさせることが必要です。

 

  

④ 意識が飛んでいる。ボーっとしている。

 

 常にボーっとしてしまう。そんな生徒が一定数います。寝不足なのか、悩み事でもあるのか、そもそもそういう性格なのか・・ いろいろ事情はあると思うのですが、必ずと言っていいほど、教えたことが耳に入っていません。

 当然、理解も出来ていなので何度も指導することになります。

 

これは、多くの難しい問題をはらんでいることがあります。私共では、保護者と家庭状況のヒアリングを行い、作戦会議をします。そして、解決に向け対策を取っていきます。

例えば、その問題が生活習慣であれば、そこを変える努力をしてもらうことなども。

 

しかし、改善する生徒がいれば、そうでない生徒もいます。

 

つまり、もともとボーっとすることが多い生徒です

なかなか、周囲のものに興味を持ちにくいからでしょうか。話してても浅い知識のことが多いです。これは、①に戻るのですが、深く考えることをしていないからです。

まずは、考える訓練。意識を授業に戻す訓練。頭を切り替える練習。生徒を見れば、意識が入ってるかどうかすぐわかります。限られた授業時間を無駄にさせないためにも、訓練や練習をしていく必要があります。

直ぐには改善しませんが、少しづつ意識が変わってくることがあります。

長いスパンで、信頼できる先生や教室長を見つけ、対応してもらう必要があると思います。ここでの取り組みが、将来のその生徒の選択に影響してくるかもしれません。

 

 

⑤ 落ち着きがない。(小学生に多い)

 

 とにかく、しゃべる。体が動く。 

そんな生徒がいます。止めないと止まりません。止めても、止まりません・・ ああ、、困った。

 

そもそも、集中できていない証拠ですので、基礎が身につくはずがありません。裏を返せば、おとなしく、人の話を聞くことができれば、もっとできるようになる可能性を秘めています。

学校でも落ち着きない可能性があります。まずは、落ち着いて話を聞くように指導します。心が落ち着いてから授業を始めます。

 

もちろん、授業時間は限られています。 なかなか、落ち着くまで待っていられないのが現状です。

なので、簡単な問題からやらせて落ち着けるようにしています。

 

自分のできる問題があると、やってみようという気になります。もう少しやってみようをなれば、大丈夫です。段階的にその日やる内容へ誘導。

  

 

⑥ 宿題を全部やってこない。

 

 心がけの問題ですが、基礎が定着するかに影響する大きな要素です。

その日やったことを、授業でやっただけで頭に入れ、記憶するのはほぼ無理です。(できる生徒も一部いますが、それは例外です。)なので、復習が必要になります。

その役割として、宿題があります。宿題をやることで、前回やった内容を思い出そうとします。結果的に、復習し反復しています。

なので、宿題をやってきた生徒とやってこない生徒で、問題の出来も違えば、授業の進み具合が異なります。前回やった内容がある程度把握できているので、次の話が分かります。

 なので、必ず宿題はやってくる必要があるのです。

 

 

さいごに

 

いろいろ書いたのですが、あくまで個人的な感想であり、見解でしかありません。間違っていることもあるかもしれないので、参考までにお願いします。

まだまだ、課題は多く、どれほど、「これをやっておけばOK!」みなたいな解法があればと思う毎日です。そんな中、試行錯誤しながらトライ&エラーを実行しています。この反復や経験の積み重ねが次につながると考えています。

気づいたことをこの場で書いていこうと思います。一人でも多くの生徒の成績が上がることを願っています。

      

  

それではこの辺で! ( ^^) _U~~

 

   

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