事態は深刻?【教育格差~階層・地域・学歴~】を読んで。

こんにちは! 塾長です。教育業界にいながら、こんなネガティブな本ばかり読んで~ 

「いや、リアルを知るには読んどいたほうがいいよ!」ということで日々情報を仕入れております。。

今回読んだのは「教育格差~階層・地域・学歴~」著者:松岡亮二 という本。

 

 

やっぱり、教育格差はまだまだあります。ということがデータをもとに明確に描かれています。データを読み取りながら読むのは結構きつい(どれがどこのことをいっているのか・・)のですが、解説がしっかり書かれていたので、「そういうことか。。」と納得できてよくわかりました。

 

教育は本来、平等でなければならないのですが、与える側が平等であっても、それを享受する側の環境や能力によって、そもそも差が出てくるよねっていうことなのかなと思いました。

 

例えば、義務教育は皆強制的に受けることになるのですが、生徒の生活環境によってはその教育内容の受け取り方は全く異なるものになるかと。

英才教育を受けていたり、習い事をしていれば、ほかの人より良くできるのは当たり前。

では、受けられない子はどうなるのか・・? 


 

◎親の最終学歴は子の学力に影響する

多くは親が大卒か非大卒かで分かれてくるようです。

両親が大卒であれば、子供にも同じような教育を受けてもらいたいと思うのが親心。その為、大学を念頭に小さいころから習い事を熱心に受けさせる傾向があるようです。

 

**ちなみに、私は両親が高卒なのですが、国立大に入りました。3兄弟ですが、みんな公立・国立です。。

そんな、例外もいるのですが、やはり両親が大卒というのは教育に大きく影響しておるということです。

 

 

◎地域による教育格差がある

また、住む場所によっても教育格差が出てくるようです。

世帯収入によって住む場所が変わることを考えれば、当然ですよね。。

世帯収入は最終学歴が高いほど、高くなるので、おのずと住む場所も変わる。高級住宅街やタワーマンションに集中するなど。

 

 

いろいろありますが、じゃあ、格差をなくすためにはどうしたらいいのか??

 

資本主義ですから・・

「どうしようもないのかもしれない・・」と思ってしまう。

親の学歴によって所得は変わり、所得によって教育を受けさせる機会が変わる。さらに、親の学歴や住む場所によって教育熱が変わる。

 

そもそも、みんな一緒の条件で教育を受けさせることは不可能。

 

格差があってもそれが問題だと思わなければ、特に気にする必要もなくなってしまう。もし、間違っていると思うならば、住む場所を変え、少しでも良い収入を得なければいけないということかなと。

 

 

一方、チャンスは平等に与えなければいけないと思う。どんな生徒にも様々な機会を与え、経験を積み、将来につなげる。

確かに、家庭によっては、十分な準備を子に与えることができず、情報を受け取れる準備のできていない子もいるかもしれない。

 

それでも、体験・経験することはきっとその知識、きっかけとして残るはず。好きなことを見つけ、一人一人に眠った才能を見つけてやることが教育の役目なのかなと。

 

人によって得意不得意はあるので、たまたま、勉強が不得意な人だっているはず。それを見抜き、最も最適な環境で育てて上げられれば、その子にとって幸せ(国益にとっても◎)な社会になるのかと。

どうやって最適な環境を見つけるかは、学校での経験がカギかと。そして、それを見抜き、提案できる人との出会い

近くにそんな頼れるメンターはいるのか?

 

 

 

私のできることは、最低限の学力を付けさせ、経験のチャンスを失わせないことなのかなと。

そして、今までの経験からその生徒に合った道をアドバイスすること。勉強だけでなく、その先を見据えて・・

  

できるかな。。いや、出来るようにしないと・・

 

 

 

きょうはこの辺で、、、それでは~(~_~;)

 

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