こんにちは! こちらは前回からの続きです。
前回は就職活動で様々な企業に触れ、世の中にはたくさんの優良な企業がありますよ!なのに、知らずにスルーしてませんか?というような感じで、出会いの少なさが問題であることを書きました。
さて、出会いは重要だという話で終わっていたのですが、
出会いというのは、実はどこで誰とどのような形で出会うかなんて言うのは選べないです。
神のみぞ知るといったところでしょうか。
ただ、その出会いにこそ、将来の扉を開くヒントが沢山詰まっていたりします。いろんなところで働く人がいて、それぞれの面白い所がある。
だから、私はできるだけコミュニティを広く持つことが重要だと思っています。
例えば、学生であれば、スポーツのクラブチームや地域のお祭りなどコミュニティを通して、さまざまな人と出会うことです。
それも、違う年代の人とです。
こんな世界もあるのかと知ることが、自分の好きなことを選択するきっかけになります。だから、コミュニティを広く持ち、いろんな人と出会うことが大切だと思います。
もちろん、大人になってからも可能です。しかし、大切なことは学生のうちに様々な選択肢があることを知っておくことです。
だから、大人でなくできるだけ学生の間が良いのです。大学生であれば、時間に余裕のある学生が多いと思うので、積極的にいろいろな集まりに参加するといいと思います。まあ、宗教とかマルチ系の危ない勧誘もあるので気を付けないといけませんが・・
一番良いのは留学かもしれません。国籍問わず、いろいろな方と出会えます。
とはいえ、そんなにポジティブにコミュニティに参加し、いろんな人とと社交的に話せる人は多くないと思います。 恥ずかしかったり、人と群れるのがあまり好きではない。人見知りしてしまう。など
そんな時はネットやオンラインでもいいと思います。
今や直接会わなくても話を聞ける時代です。最近話題の「Club House」とかいうアプリだって、身近にいない人のリアルな話を聞けるかもしれません。もしくは、ネットで調べてみたら、転職サイトでいろんな人のコメントが閲覧できたりします。
やろうと思えば、簡単に情報が手に入る時代です。
では、仮に、自分の理想としてた仕事を見つけた場合どうすればよいのか?
もう簡単です。そこに向けて突っ走るだけです。
一番高いハードルは、もう越えました。あとは頑張るだけです。 やりたいことが見つかるだけで、世界の見え方が異なるものになります。
何のために、学んできたのか?どうして、この学部を選ぶのか?
全てがつながっていきます。
受験が終わり、余裕があるこのタイミングで今一度考えてみてほしいです。
というのが、私の言いたかったことでした。
ここからは、余談です。
仮に、就職したとしても学びを止めてはいけないと思っています。
常に、自分の情報を更新する。その心がけが重要です。
最近はブラック企業で自殺など話題になることもありますが、その原因は常に自分のポジションを確認できなくなってしまっているからだと思います。
目の前にある作業にばかり見ていると、自分を客観的に見れなくなってきます。自分が何をしたかったのか、本当にその激務が自分の望んでいたことなのか。
自分の中の軸がブレないように意識を常に持っておかなければいけません。
そして、おかしいと思ったらすぐ方向転換する勇気です。
また、かつてやりたかったことが、今やりたかったこととは限りません。今や、情報にあふれ、数十年前と比べ、選択肢は多岐に渡ります。年齢にとらわれず、もっとやりたいことに自由になってもいいのです。
こんなことを言うと、ご年配の方から訝しがられますが、今や、人生で一つの会社に尽くす時代は終わったと思います。
それは、社員の意識変化はもちろん、会社としての終身雇用は、もはや過去のものとなりかけているからです。
現に自動車最大手のトヨタでさえ、終身雇用について絶対ではないと明言しています。「終身雇用は難しい」トヨタ社長(日経ビジネス)
そうなれば、大企業に入るメリットは見栄や聞こえの良さと安定した給与くらいでしょうか。まあ、そもそも、大企業に入れたからといって特にすごいわけではないのですが。すごいのはその会社という法人であって、社員として働く一個人にそれほどの価値はありません。
一人でやれと言われても何もできないのです。社長や幹部を除き、その虎の威が無ければ、なにも残らないのです。
それが、問題なんです。
私も会社を辞めて初めて気づく無力感。 会社の名前が無ければ、もう何者でもなくなる感じ。一人では何もできない。会社という組織があったから回っていた仕事。
最近はそういったことにも影響され、雇用形態が変わりつつあります。
それが、ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用です。
ジョブ型雇用はやるべき仕事が明確になっており、その手のスペシャリストとして採用されます。自分が何者なのか、何のためにそこにいるのが明確になります。その結果、ジョブ型雇用の流動性は大きくなりますが、存在価値が明確です。
一方、メンバーシップ型とは今まで日本の就職でとりあえずポテンシャルで採用して、入社後に仕事を割り当てて行きます。(もちろん、採用前にもある程度決まっているところはあると思いますが。。)なので、大学の学部とは関係なく採用されることがあります。
これからは幅広く対応できる人材も必要ですが、より専門スキルを持った人材も同様に必要とされていきます。
たぶん、日本の採用もすぐに「じゃあ、ジョブ型で採用!」、ということにはならないと思いますが、これからはもっとニーズが高まってくると思います。
メンバーシップ型の雇用が悪いと言っているわけではないです。かくいう私も、メンバーシップ雇用で採用され成長させていただいた身ですから。それなりのメリットがあるのは確かです。例えば、若手であってもいろんな職種にチャレンジさせてくれるといったことです。
ただ、どこかのタイミングで身を固めなければいけないという想いもありました。異動のたびに玉突きのように仕事が変わり、面白いのですが、最後に何が残るのか?何のため、誰のためにやっているのか分からなくなる。
自分のスキルを上げるためには、より専門的なジョブ型雇用が必要になってくるのは時間の問題だと思うようになりました。
さて、私はそのような経験もあり、高校受験や大学受験で学校を勧める際にはスキルに特化できるような学校を勧めています。
例えば、高校受験であれば、総合高校や高専学校。など。大学受験であれば、理系大学や単科大学。文系であれば、芸術、特定言語などの大学。
とはいえ、生徒の意向を重視するので、結局ぼんやりした学科学部への志望となってしまうことが多いのですが・・
スキルを持っておくと将来重宝されるはずです。
これから先は専門知識を持ったスペシャリストが各々の分野で活躍してくると思います。メンバーシップ型雇用では太刀打ちできない高いスキルを持った人材が相手となってくるはずです。
その時に、専門に特化した人材が必要となるはず。
ここに書いたことは、これから職業を探す学生にとって少しでも選択するヒントになればと思っています。
まだまだ、時間はたくさんあります。
受験を終えて一息している生徒は少し回りを見回して、面白い出会いのチャンスを探してみてはどうでしょう。
新たな出会いが、新しい将来の道を開いてくれます。
偉そうなこと描きましたが、恐縮です。
それではこの辺で! (*^-^*)
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