【塾長対象】とある塾の勉強会へ行って参りましたので、ご報告。

こんにちは! 業界の方なら、ご存知。今、最も勢いのあるM塾の勉強会へ行って参りました。最近上場し、資金集めもばっちり。これからどんな取り組みをしていくのか、期待しつつ、参加しました。

参加者はだいたい50名? そこまで多くないものの、みんな真剣なまなざしで講演を聞いていました。地域密着型の個人塾の方が来られている気がします。

 

 

<ここがポイント>

 

・AI導入の自立学習(映像)は講師が教える授業より成績が上がる。

 

 ・「全科目平均30点未満の生徒」、「中学受験希望の生徒」、「対応教材以外を使用する学校の生徒」は受け入れ完全拒否。

  → 教えられない生徒は預からないを徹底。 ターゲットを明確に。

 

 ・講師は長くいればいるほど良い。講師間の結束を高めて離職率を下げる。

 

 ・保護者が塾へ期待するものTOP3。「成績を上げる」、「志望校合格」、「楽しく通える」そして、これからは「楽しく通える」への投資が重要。

 

 ・予習メインで成績アップ。

 

 ・これからの展望はデータで語る。 成績は必ず収集管理せよ。 

  

 

◎先に感想

 

参加してきた感想から話してしまうと、、 やはり、勢いがある!!

最新のテクノロジーを用いて、新しい取り組みに色々チャレンジしています。闇雲に乱発してるわけであらず。

これを支えているのが、傘下にある塾から吸い上げたデータ。データに基づき、論理的に必要なニーズを取り込んで着実に成果を上げています。(ちょっと、一個人のあがきでは太刀打ちできないレベルになってきているのかなと思いました。)

また、同塾のベクトルがみな同じ方向に向いているので、トップの統率ができていると思いました。その結果、会社として大きく発展できたのかなと思います。

 

一方、規模が大きくなればなるほど均質な運営は難しくなるので、手が回らなくなり、評判は落ちるはず。数年先が気になるところ。

 

 

◎同社のライバルは?

 

ライバルは身内にありということで、教室同士で競いあっているようです。他塾は眼中にないようです。生徒数がボーナスに影響するとのことなので、社員さんは頑張ります。。

 

一方、ここからが、重要です。

同社はライバルについてAI学習の可能性を上げています。保護者ニーズの一つに、「成績向上」がありますが、人間が指導するより、AIによる自学習の方が、断然成績が向上するというデータが出てきているようです。成績向上の度合いでランキングをとると、AIを使った自立学習教室はいつも上位にランクインするようです。

 

理由は簡単。余計な無駄を一切省き、必要なものだけを抽出して生徒に学習させるから。講師が人間の場合、無駄話や範囲の確認、説明の仕方などで無駄な時間が発生しがちですが、AIには一切なし。必要な個所を的確に指導してくれます。

これは確かに脅威・・  しかし、弱点があります。

 

それは、楽しくないということ。

 

一人で苦手な個所を淡々とやってもつまらないですよね。塾へ行き、映像見て、何も話さず帰る。家でもいいかな・・と思うし、塾へ行く意味がなくなってきます。 

つまり、これからは楽しく授業ができなければ、その意義はなくなりかねない・・ということですね。AIでやれば成績は上がるので。

いずれにせよ、淡々と授業をする堅実な教室は徐々に廃れていくかもしれません。

  

 

◎ターゲットが明確

 

なんと、同塾は「定期テスト全科目3割以下」、「中学受験生」は絶対に受け入れないそうです。また、「テキストに準拠した教材を使っていない学校」も入塾完全拒否。

 

入れてはいけないと社内ルールになっているとのこと。

 

ターゲットを明確にしている点も戦略をシンプルにし、各教室でも実践しやすくしているように感じます。

ただ、この戦略をどの塾でもやれるかというと、そうもいかないのが、難しい所。徹底しているのはすごいと思います。。

 

 

◎教材の内容が基礎レベル

ちょっと、物足りない・・と思われる方もいるかもしれません。

しかし、平均あたりの成績にいる生徒にはこれで充分です。

シンプルで分かりやすく、問題はそこまで多くありません。これは予習をメインに考えているからだと思われます。学校の授業よりも先に終えておくには、時間的に、細かく、深く教えることはできません。そのため、重要な点のみピックアップしてまとめた結果なのだと思います。(必須テキストでいうと、単元サポートで教えている感じです。)

 

「じゃあ、さらに理解を深めないのか!」というと、そうではなく、夏期講習や冬期講習でフォローします。

果たして、覚えているのか!?そこは疑問ですが・・

 

 

◎プログラミング教材の導入

 開始早々面食らってしまったのが、当初、勉強会⇒プログラミングご案内の順と案内には書いてあったのですが、逆になっていました。さすがの、営業力。。

新たに、プログラミング教材を商品ラインナップに組み込んでいくようです。Cyber Agent Group(Abema TVやAWAなどをまとめるIT企業)がプログラミングの社内教育のため、作成したソフトでもあるとのこと。

 

自立型学習となるため、講師が指導する必要はなく、維持、導入はとても簡単。パソコン一台あれば完結できます。

ただ、内容はほとんどゲームのような感じで、大丈夫かな??と思うほどでした。。

楽しいだけでなく、ある程度負荷のかかるテストや課題がないと覚えないかな・・ 

プログラミングに親しむ・慣れるという目的であれば十分だと思います。

 

 

◎さいごに

 

同社はいろいろなことをやっており、塾はその一部で、メインはAIを用いた教育コンテンツの作成にあるのではと思いました。(そっちの方が儲かり?!ますし。)

そのための、実験場として塾という現場でツール使ってみて、データを吸い取る。反応が良ければ販売へ。いわば、開発・実験から販売までこなす総合会社のような感じでした。もともとは教材会社なので、これからも新たなツールを作るべく最先端の取り組みをしていくのかなと思います。これからの動きに注目です!

  

 

 

それでは~

 

 

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