こんにちは。温かくなってきた、今日この頃です。。
さて、今回は都立と私立の学費について考えてみました。というのも、とある生徒から、考えさせられる発言を耳にしたから。
友人同士で、都立か私立どちらを選択するかの話をしているとき、
Aさん「お金持ちは私立に行けるからいいよねー。どうせ、Bさんは私立でしょ。」
Bさん「そんなことないよ。都立を目指すよ。私立は絶対行かせないと言われているの。」
Aさん「へー そうなんだ。 どうして?」
Bさん「わからない・・」
私が知っている限り、Bさんは間違いなく裕福な部類です。だから、選択肢として、私立もアリなことは知っています。ただ、どうしてBさんは都立なのでしょうか?
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ここには、政府の陰謀のような、隠れた補助金の誘導があるようなきがします。
ご存知の通り、かつては、私立に行ける生徒は裕福層だと考えられていたことがありました。
今でもその考えは根強く残っており、やはり、家庭に余裕がない方は、私立ではなく、公立高校を選択する傾向が強いです。
確かにそれは事実で、私立は設備や魅力的なイベントなど、生徒を集めるためにいろいろとお金をかけます。そのため、公立高校に比べ、何かと設備費用や積立金が高く設定されているところが多いです。
中には、学校の中に塾が併設されているところもあり、そこまでするのかというところも・・
ところが、時代は変わり、新たに学費を補助する制度ができ、私立に入学し、特待生でなくとも、授業料が補助されるようになりました。(高等学校就学支援金制度)
その結果、今まで公立高校しか選ばなかった世帯が、一気に私立も選択肢に入れられるようになりました。
そして、都立を選択するメリットが薄れ、生徒が私立に流れる傾向が強くなってきたと言えます。私立では学校説明会に行けば、この制度に乗っかり、授業料実質無料を前面にアピールしているところもちらほらあるほどです。プラスで給付する学校もあります。
とはいえです。
では、全員がその恩恵にあずかれるのだろうか?
否。
この支援金には世帯年収の上限が設けられています。
世帯年収が910万円を超えたとたん、支援金は出ません。
つまり、ある程度裕福層に関しては、あまり関係ないのです。
ということは、どういうことか・・
実質的に授業料が以前と比べて変わらないのであれば、裕福層は私立を選択した場合、今まで通り、公立に比べ高い学費を払わなければいけないということです。
では、私立を選択するメリットはあるのか?
もちろん、あることはあります。私立の設備や教育方針など、賛同できるのであれば選択すべきだと思います。また、大学付属高校であれば、ほぼ大学への切符も手に入ります。
もうお金が余るほどあるので、「補助金?それ美味しいの?。」とかいう世帯であれば、もう全く関係ないなのですが・・
しかし、現状、私立に行っても結局、ほとんどは塾や予備校に行くことになります(塾は自分で選べるから)。であれば、補助金が出ないのであれば、費用面からも私立は避けたいところかと思います。
年収1千万円ほどであっても、ローンや何かでなかなか・・と感じている世帯もあるので、公立を選ぶ傾向が強くなるのではないかと思います。
ではその結果、なにが起こるのか??
年収が1千万円近くある賢い裕福層はこぞって都立を受けさせるでしょう。
年収の高い世帯からすれば、補助金は微々たるものかもしれませんが、その分をより吟味した塾や習い後に投じれるのはメリットです。
さあ、それでどうなるのか?
年収1千万円を超える家庭はたいてい、教育にも力を入れているかと思います。
そんな生徒が、都立に集合するのではないかなと。
大学進学実績は都立がかっさらう。すると、都立にも人気が出てくるかもしれませんね。
面白くなってきました。
世の中は政治で動いている。間違いではなさそうです。
と、ふと思う今日この頃でした。
それではこの辺で。。
花粉症対策は万全に!( ^^) _U~~
[…] 【受験】年収1千万円世帯は公立高校を狙う。 […]