こんにちは! 今回は「隣の億万長者」新版(ウィリアム・D. ダンコ とトマス・J. スタンリー著)という本のご紹介。1997年に発行され、最近、新版が発刊されたということで、気になったので読んでみました。
とある億万長者の子供はどんな育て方をされているか書かれているところがあったので、教育と関わる部分を抜粋してご紹介したいと思います。
この本の概要を簡単に説明すると、
億万長者と聞いて、たいていは企業の社長、会社役員や地主で多く相続してそうな方を想像するのではないでしょうか。あと、与沢翼みたいな、一夜にして大金を稼ぐトレーダーなど。。
しかし、本書では、実は、、億万長者というのは、一部の高所得者に限られるわけではなく、身近な中流階級に多いということを述べてます。
メディアで取り上げられているのは、ほんの一部の富豪だけ。それは、話題になるから。 億万長者といえば、エリートな肩書や豪遊ぶりで目立つ富豪だけが取り上げられていますが、そんなのはごくわずかだということ。
それ以外にも、億万長者はもっといて、そういった億万長者は表だってアピールすることはせず、質素で倹約的な生活を送る方がほとんどだということ。
特徴としては。
倹約家であること。収入よりはるかに低い支出で生活していること。
当然お金はたまっていくわけです。
例えば、高級なスーツ、時計や車なんて一切持っていません。見栄だけのためにお金を使うことはしません。 収入から、毎年の支出予算を立て、無駄なものは買わないようにします。さらに、自分が何に使ったのか、お金の詳細をすべて把握しています。
そこに費やすお金は、投資に回した方がよっぽど将来の生活基盤を盤石なものにできることを知っています。
ただ、こう言った億万長者たちにも、ひもを緩める瞬間があるようです。
はい。そうです。
教育です。
では、なぜ、子供たちの教育にはお金をかけるのはなぜだろう。。
ここに関しては、私なりに推測してみると、やっぱり、子供の将来を心配する保護者の愛情というのが一番大きく占めるんだろうと思いました。
子どもの将来のために、現在の成績を少しでも上げたい。まずは、高校に入れるだけの学力をつけたいなど。こういった理由が多いと思います。
ただ、この本にはそんなことは書かれていませんでした。
愛情という感情の一言で表すようなものではなく、もっと現実的なものでした。
億万長者には一代で財産を築かれた方が、多いようですが、この本に出てく例もその中の一人でした。
その方は事業をしていく上で常に不安と隣り合わせだそうです。
確かに、新型コロナなど、現在に重ね合わせると事業をされている方には不安でしかありません。リーマンショックやバブルなど経済の事情で自分の財産がいつ吹き飛ぶのか分かったものではない・・
だから、失うことのない財産を子供に授けておくことが重要だと考えるようです。
それは何かといえば、知識やスキルです。
誰にも奪うことはできないし、失うことのない財産です。もし困った時でもそれがあれば、生きていくことができる。
よって、お金持ちの子供が、会計士、医者、弁護士、エンジニアなどの専門職に就く割合は高いようです。
だからと言っては何ですが、
失うことのない知識は若いうちに詰め込んでおくことが重要だということなんだなと思います。
そして、ビジネスで成功された方はみんなではないにせよ、そう考える方が多いとのことでした。
保護者の方には、何となく、「勉強しなさい。」と言っている方もいるかと思います。しかし、現在の学習が将来に何らかの形で将来に影響するのであれば、この一言は決して無駄な一言ではないと思います。
教育で受けた知識や経験は物として残らない分、わかりにくいものではありますが、その恩恵は将来どこかで役立っていくのだと思います。継続して学習をすることが明るい将来へつながっていくんだと思いました。
今日はこの辺で、
それでは( ..)φメモメモ!
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