こんにちは。最近は一部の塾生に危機感を感じることがあります。
何かというと、すぐ答えを聞こうとする生徒がいます。
聞く前に考えたのか聞くと「考えた。」という。
しかし、「じゃあ、どんなふうに考えたの?」
と聞くと何も答えられない。
これは、果たして、考えたといるのだろうか??
全く考えようとしない。もしくは、考えたつもりになっているだけではないだろうか。
すぐ上達する生徒とそうでないでない生徒の差はここにあるのではないかと思います。
どうしたら答えに行きつくのか、頭で考えてみる。調べてみる。試行錯誤を繰り返す。この反復により頭を鍛える。そのプロセスを経て、先生に質問する。
すると、答えがわかった時の定着が全く違います。
そりゃ、何度も考えた分、考えていない人に比べれば記憶に残るのも腑に落ちるかと思います。
問題は、その「考える」という工程をどのようにして生徒自身に習慣づけさせるか?
というところ。
もともと、「考えることが楽しい!!」 と感じている生徒であれば、問題はないのですが、多くはそのようなことはありません。。
たいていは、必要とならなければ考えなかったり、本当に欲しいものがあった時に初めて考えだすくらいではないでしょうか。
例えば、どうしてもあの学校に行きたいと思えば、どのように勉強したら効率が良く合格できるのか考えます。出題傾向や合格者について調べ始めます。そして、自分のやり方に合わせるよう考え、試行錯誤を繰り返します。あとは、スポーツ競技でどうしたら勝てるようになるのか考えるなど。優秀な選手ほど勝つため様々なことを考え、実行し、結果に結びつけています。
でも、「そもそも、そんな状況になることはない。」という場合はどうすればよいのか・・
どのようにして「考える」ということを意識してできるようになるのか?
この答えには、本人の向上心に大きくかかわってきます。なんでもいいのですが、何かに貪欲な学生ほど、考える力はつきやすいです。
ただ、そうでない、のんびりとしていたり、全く覇気が無い、のほほんとしている場合などは、なかなか考えようとしてくれません。頭を動かす事を面倒だと感じているのかもしれません。
じゃあ、どうしたらよいのか?
それはもう・・
強引に追い込む環境を作り、やってもらうんです。
「結局それかっ!!」
「ここで出ました!! 塾長のちからわざ!!」
とか思われる方もいると思うのですが、いまのところ、こうするしか頭を動かす方法がないと思っています。
なので、例えば、ストップウォッチで時間制限を決めたり、居残りをさせたりなど。
出来れば、本人の意向でやらせてあげたいのですが、それではどうしても自分の殻を破って前へ進めることが難しかったりします。なので、強引に考える環境を作り出す。
残念ながら、すべての生徒ではないのですが、、一度考え、できることを知ると、次も「ちょっとやってみようかな。」思うようになってくることがあります。
そして、うまくいけば、助走がつき、、。
一気にジャンプ!! 飛び立ってくれます!!
と、、上手くいけばいいですが、事はそんな単純なものではありません・・
今までさぼってきた頭が、いきなり自走することはありません。
少しづつ、「考える」という意識をつけていくことが大切だと思っています。
この「考える」という意識が身に付いていけば、学校で叫ばれている、「主体的な学び」につながっていくと考えています。まずは、興味を持ち、考えることから。
生徒によって、その性格は十人十色。
私も、何が生徒にとって良いのか考えながら、対応を考えています。
私の使命は成績を上げること。個別指導を通して、生徒に沿った「考える力」を身につけさせていくことが、成績向上につながっていくと思い、これからも生徒の観察が必要だなと思うこの頃でした。
それではこの辺で・・よい週末を( ^^) _U~~
[…] 【独り言】「考える」習慣をつける大切さ […]