【独り言】ゴールは生徒それぞれ

こんにちは! 最近は個別指導の良さをつくづく感じる次第です。これも時代の流れなのでしょうか。これからの教育は個別最適化時代だと言われて久しくなります。

私が学生だった頃は集団がメイン。一部個別指導もありましたが、裕福なイメージでとっつきにくかったです。

しかし、今では、個別が主流になりかけているのではないでしょうか。

そのもっともたる理由の一つに、「人によってそれぞれゴールが異なる。」ということが根底にあると思うんです。

 

生徒一人とっても、その状況は様々。

学んだことを更に発展させて考えることができる。推測して問題を解くことができる生徒もいれば。全く頭に入らない。もしくは、何度聞いても分からない生徒まで。いろんな生徒がいます。かつては、後者に当たる、恐らく勉強ができない生徒は、「頭が悪い。」とひとくくりにされていたのではないでしょうか。

 

でも、私は勉強ができないからと言って、この生徒が良くて、あの生徒が悪いということではなくで、それは生徒一人ひとりの個性だと思っています。

例えば、国語がとても得意な生徒が数学は全くできない。体育が得意な生徒でも、座学が落ち着いてできない生徒だっています。もちろん、すべての科目をそつなくこなすエリートだっています。

 

 

そんな多様な生徒には、もちろんそれぞれの勉強の仕方があって、それぞれゴールだって違うはず。いや、むしろ、ゴールという名の目標を一緒にすることはできないといった方が良いかもしれません。

だから、何かというと、生徒によって達成する目標点は異なるということです。

 

「お友達が90点取れたから、うちの子にもそれぐらい取れるようにしてほしい。」

 

これは、間違いで、その生徒にとっての目標はそれぞれだと思うんです。90点を取ろうと押し付けるのはナンセンス。大切なことは、その生徒が今までの成績からどれくらい頑張って、どれくらい理解できるようになったか。そして、点数を伸ばせたかだと思います。

 

だから、中には平均点を取れれば十分だと思う生徒だっていてもおかしくないんです。

とはいえ、生徒それぞれのやる気や能力を見て、それでは物足りないと思う生徒がいます。その場合には、この生徒であれば、ここまで出来るはず。あの生徒はもっとできるはずだから更に厳しく詰め込む。といったように、ハードルを上げ、厳しく対応します。

できないことと、できるのにさぼっていることは全くの別物です。

 

大切なことは、その生徒がどれほど頑張れたのか。先生や講師との連携の中で、なにを得られたのか。そして、自分からどれほどやろうと思う気になったのか。 

  

だから、目標はそれぞれ異なり、その過程で何が成長したのか。そこをもっと評価してほしい。

点数だけで測れないこともあると思います。

  

 

とはいえ、私は塾を運営している以上、点数による評価や合格実績に固執せざる負えない状況。「ちょっと、これは違うんじゃないか。」と思ってしまうこともあるのは確か。偏差値の高い学校に行かせることがすべてじゃないということをわかってもらえるには時間がかかるかもしれません。

 

私は生徒自身がやってきたプロセスを経て、納得した学校に行けているかどうかが最大のポイントだと思っています。

  

保護者には納得いただけても、対外的にはアピールできない。もっと私たちのことを知ってもらいたいと思うのですが、ご理解いただけないこともあるのも確かなんです。

私のやるべきことは、本人の能力を見極め、やる気を出させ(時に厳しく)、可能な限り保護者と本人の意向に沿った成績・学校へ進学させてあげること。     

 

   

話はそれましたが、

一人ひとりに合った学習内容を個々に合った形で学ぶ。偏差値や学校の点数で評価するほか、生徒の意識や勉強への取り組みも評価の対象にしていく。

個々の目標を設定し、達成に向け生徒に合わせた学習を進める。

 

ここまで言うと、もう集団授業には戻れなくなってきそうですよね。。ただ、集団授業にもメリットはたくさんあります。競争好きな生徒には集団が向いてたりなど。

個別最適化は時代の流れでもあるので、興味のある方は集団から個別へ体験してみても良いかもしれません。もしくは、映像授業など自分のペースでやりたい分野をやるのも個別授業に似たところがあるので、良いかもしれません。 

   

入塾してきたときは、これしかできなかった生徒がこんなにも頑張れるようになった。勉強の新たな面白さがわかった。 もっと勉強しようと思えるようになった。

私は、そんな側面ももっとフォーカスしてみてもいいのではないかと思っています。

 

それではこの辺で!

 

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