【本の紹介】「農家はもっと減っていい」を読んで異業種の勉強。。意外に面白かった。

こんにちは! 年末はいかがお過ごしでしょうか? お時間持て余しているようでしたら、ぜひ読書をお勧めします。なぜかというと、たった千円そこそこで、いろいろな知識を得られるからコスパが良いと思うからです。。


さて、塾屋である私が、なぜ農業に関する本を読んでいるのか・・

最近ですが、理系女子とかいろいろ叫ばれてますけど、女子に限らず、理系に興味を持っている生徒が増えてきているような気がします。

 

特に、農業に興味があるといった声がちらほら耳にする中で、「安定した、いい選択じゃないか!」と声をかけることが多いのですが、この本の題名を見て、、「おやおや・・」と。

進路を指導することもある私がその現実を知らなくて良いのかと。まあ、農学部に行くからと言って農家になるわけではないのですが・・

 

ということで、読んでみました。

とても面白かったです。筆者の今までの経験から、変えなければいけないと考えたことや農業に関する危機感など、結構批判的なポジションで書かれています。各所の言葉尻に、丸く収めようとする配慮は感じられるのですが、きっと、そうでは無いのだろうと・・ それでも、内容には説得力があり、「そうなんだ・・」と思わせることもあり、農業界の状況を触れる良いきっかけになりました。

 

本書の中で、私の想像と違った点がいくつかあることに気づき、書き残しておきましょう。。

 

一つ目に、農家は、失礼ながら、経営的に少し弱々しいイメージがあったのですが、この大半は殆どが規模の小さい兼業農家で補助金の甘い汁を吸って細々と継続しているだけ。やり方次第では十分利益を出して、効率的にもっと稼ぐことのできる農家であること。

二つ目に、農家は良く食料自給率と関連付けられ、守るべき対象であったと思うのですが、どうやら、政治的・法律的に過保護になりすぎて、むしろ良くない方向へ進んでいること。淘汰させうるべき資本主義がねじ曲がっている。

三つ目に、農業は勉強して参入したらかなり面白いかもしれない。(個人的にチャレンジ精神が出てきました。)

 

既得権益というのが根深く残るものの、頑張りや努力・工夫次第で農家として生き残る道はあると。

 

まだまだ、農業に課題はあるものの、自分の力試しに参入してみるのも悪くないと思います。

「じゃあ、塾長。やってみましょうよ。」

と言われると困ってしまうのですが・・

 

せいぜい、ベランダで家庭菜園でしょうか? 規模が全然違うので作者に怒られてしまいそうですね。。

 

 

冬は家に籠ることもあると思いますが、読書して、新たな世界に触れるのもアリですね!

ということで、今年のお年玉は本にしておきましょう。

 

ウソです。

  

それではこの辺で(^^)/!