こんにちは! 今日も元気にタロー塾長です。
今回は上野学園中・高校へ行って参りました!
説明会で案内されたのは石橋メモリアルホールと言われる立派な会場。高く天井に伸びるパイプオルガンが印象的です。到着すると、(有志で立候補し、お手伝いしている)学生が席まで案内してくれました。
初めに学校説明会での印象を一言で伝えると。。
落ち着いた雰囲気で、将来に向け、徐々に生徒を成長させてくれる学校だと思いました。
落ち着いた学校で、日東駒専レベルを目指したいという生徒にはお勧めだと思います。きっと充実した学校生活を送り、将来へとつなげていけるのではと思います!
もくじ
1、学校情報メモ
生徒数 | 600名程度(高校)、中学は恐らく300名程度 |
立地 | 東京都台東区東上野4-24-12(上野駅入谷口をでて徒歩10分くらい。昭和通りを越えるので少し大変です。) |
合格偏差値(高校) | 総合進学 46 / 特別進学α 57 /特別進学β 53 音楽 42 |
学費 | 初年度合計 約110万円 (うち、入学金22万円、施設費17万円) その他、制服、バック代などで最低10万円以上は必要。 |
大学進学実績(2019年) | ・国立大が数名程度。東京芸術大、外国語大など。 ・メインは日東駒専もしくは専門学校など。大学短大進学率はおよそ7割。 ・GMARCHは2019年で19名ほど。早慶上理は3名。 特進クラスから実績が出始めている。 |
指定校推薦枠 | 東洋大、専修大、亜細亜、大東文化、など。 上野学園短大への内部推薦もあり。 |
その他 | ・音楽に特化した音楽コース、音楽科がある。応募する前に事前相談は必須。体験や演奏会などがあるので興味があれば一参加した方が良いです。去年の高校音楽科は9名入学。 ・2年次に興味のある分野のゼミに所属。自ら調べて学習。 ・浅草でフィールドワーク。海外とのふれあいを兼ね、海外の人へインタビューなど。 |
2、将来に向けての取り組みがしっかり!
なんと、同校には中学卒業時に卒業研究があります。。
珍しいですよね。。 中には、「うわー めんどくさそう。」とか思った人もいるかもしれませんが、一度興味のある分野について調べ、確認していくことはとても重要なことです。将来につながる重要なタームポイントになるかもしれません。
大学に入れば、卒業するために自分の興味のある分野についての研究を行い、論文として発表します。それが卒業単位となります。レベルは違うものの、中学生のうちからこのような経験をしておくのはいいことだと思います。
中学1年次 探求サイクルの定着 → 2年次 課題解決学習 → 3年次 課題から答えを導き伝える。
高校からの入学者でもご心配なく。探求学習は続きます。
流れは同様。ただし、内容がレベルアップしています!
実際に企業の方を読んでアドバイスを受けたり、卒業生や地域の方との交流を経て興味のある分野を開拓していきます。また、9つのゼミに分かれて探求プログラムを進めていきます。
このゼミ制度を導入することで、各分野に詳しい先生と進路指導について話すことができるので、より深くまで話すことができます。通常ですとクラス担任と話すのみで終わってしまうので、なかなか詳しく聞けないこともあったかと思います。
高校3年次の卒業レポートは大学選択のカギになり、その先の探求への橋渡しの役割も果たしてくれます。
じゃあ、この枠に興味のある分野がなかったら?? (まあ、とりあえず視野を広げてみましょうということで、どこかに所属することになると思います・・)
自ら調べることの習慣化で、授業で分からないことや興味があったときにも、調べる癖がつくのでとても良い取り組みだと思いました。
3、詳しい入試情報
◎中学受験
プログレスコースとアドバンスコースに分かれます。アドバンスコースは高校の特進クラスに繋がるコースで、プログレスコースは高校の総合進学コースへつながります。
生徒は2019年度で50名とおおよそ2クラス分。それまでは、どうやら30名程度の入学者となっておりました。今年は募集枠を増やし、80名の募集となっています。
公立校に比べ、少人数制の授業で手厚いフォローが望めそうですね。
受験科目が少なくてもOK。1科目もしくは2科目で受験可能。
適性検査型入試もあるので、中高一貫を目指していた生徒にも対応。白鴎中や両国中を目指す生徒の併願校として利用できますね!
◎高校受験
募集人数枠がそこまで多くないんですねー・・
特別進学コース 50名( α・・20名 / β・・30名)
総合進学コース 50名
の合計100名を募集。
ここからさらに併願優遇枠などがあるので、一般試験での入学はかなり狭き門になります。
昨年度までは毎年200名近くの学生が入学しています。しかし、中学生の募集枠増加に伴い、高校生の枠が減少しているようです。恐らく、1学年200名程度に抑えたい意向が見られます。
助成金の関係でかなり厳しく見られているようなので、この募集人数はこれ以上増えないかもしれません。
いずれにせよ、早めに生徒数を確保し、育てたい、学校側の思惑が感じられます。
上記、特進・総進の他、併願優遇や単願推薦での募集が50名。一般入試での募集が50名となっており、半分は推薦で決められてしまいます。
なかなか成績が伸びず、でも上野学園へ行きたい生徒は総進コースへの一般試験になると思われますが、その枠はわずか25名。さらに、併願優遇もこの数に含まれます。募集人員を減らした影響がどれくらいなのか分からないのが、ちょっと不安ですね。。
◎推薦基準
・単願推薦
特進α ・・・5科 21以上(5科に2なし、欠席7日以内)
特進β ・・・5科 18以上( 〃 )
総合進学 ・・3科 10以上 / 5科 16以上 / 9科 28以上
*いずれかの基準クリアでOK。ただし1は不可。欠席7日以内。
・併願優遇
特進α ・・・5科 22以上(5科に2なし、欠席7日以内)
特進β ・・・5科 19以上( 〃 )
総合進学 ・・3科 11以上 / 5科 17以上 / 9科 29以上
*いずれかの基準クリアでOK。ただし「1」は不可。欠席7日以内。
◎特別加算ポイント
・英検・官憲・数検 準2級以上 → 内申点+2
・ 英検・官憲・数検 3級以上 → 内申点+1
以下、上記2つと加算してOK
・3年間皆勤、生徒会役員をした経験あり → 内申点+1
・委員長、ボランティア活動、3年間同一部活をけ継続してできた
→ 内申点+1
3、高校には音楽科コースもあり!
音楽に興味を持ち、将来は演奏家、音楽家としての職に就く覚悟のある方は選択するべき。冒頭にもお伝えしたように、同校にはコンサートホールも併設。専門講師の指導で、さらにレベルアップ。また、定期的に演奏会が開かれるので、これも良い刺激になりますね。
高校では演奏コースと器楽・声楽コースに分かれており、コースに応じて通常の授業とは別に専門の指導を受けます。
尚、大学までつながっており、中高からの一貫した教育が受けることができます。
昨年年度は高校から9名が入学。中学校の入学者数は分からないのですが、少数だと思われます。
興味のある方はまず、個別面談が必要です!
さいごに
特殊な音楽コースのある学校で、そちらに目が行きがちですが、普通科の授業やイベントでの取り組みも素晴らしく、共感できるところがありました。
少人数授業やキャリアデザインなど、生徒の将来を見据え、手厚くフォローする取り組みが良いなと思いました。ゼミを通した探求はとても興味深く、生徒一人一人のキャリアを考える上で役立つと思います。卒業生や社会人とのかかわりが持てるのはいいですね!
募集人数が少ない一般試験で入るのは難しそうですが、 入学希望の方は、 とりあえず、推薦で入れないか個別相談で確認してみましょう!!
それでは~!
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