【学校訪問】相乗効果に期待大!京華中高・京華商業校・京華女子校の合同説明会へ行ってきました。

こんにちは! 今回は京華中学・高校へ行ってきました。最後に同校へご訪問させて頂いたのがおよそ2年前となるので、今回は久しぶりです。過去のデータを刷新しましたので、ご参考までに。今回は以前と異なり、静粛な中、というよりか少しざわついた感じの中説明会は始まりました。

それもそのはず、来年は新たな校舎ができ、京華女子中高が京華、京華商業の敷地に移ってくる予定ですからもうソワソワするでしょう。。

  

 レベルは学校やコースにより異なりますが、入学時から卒業までに良く伸ばしてくれている結果が出てます。3校が同じ敷地になったのでどういった相乗効果が出てくるのでしょうかたのしみですね。

まずは基本情報から確認していきましょう! 

 

1、基本情報メモ

 

生徒数 京華:およそ700名(高校)、およそ500名(中学)
京華女子:およそ400名(高校)、およそ130名(中学)
京華商業:およそ450名(高校)
    
立地   東京都文京区白山5-6-6(白山駅A1出口から徒歩3分。白山通りに面しており、分かりやすいです。)京華女子は東洋大を挟んで隣にあったのですが、同じ敷地に移動してくることになります。
    
偏差値
(受験案内2023より 見込みあり偏差値) 
・京華
中学校 35  / 高校 57(進学)、59(特進)、64(S特)
・京華女子
中学校 33  / 高校 49(進学)、57(特進)、62(特奨)
・京華商業
 41
    
学費初年度合計 約100万円 
(うち、入学金25万円、施設費5~6万円、PTA会費。
その他、制服、バック代などで最低10万円以上は必要。)
    
大学進学実績(2023年)京華
・2023年は国立大が13名。早慶上理21名。
・GMARCHは77名。その他、理系中堅校が大きなボリュームゾーン。
実績は下がっているようにみえるが、卒業生あたりの割合は上昇。

京華女子
・早慶上理 11名。 GMARCH 15名。 
・日東駒専27名。 卒業生が141名と多くないものの健闘。2023年は国公立大学進学者が1名となっている。

京華商業
・大東亜帝国、日東駒専へ進学者が数名ずつ。
・大学/短大進学66%、専門学校約24%、その他、就職など。
私立としては珍しい商業高校。その中でも大学進学、資格取得含め、奮闘している。
    
指定校推薦枠・京華
 東京理科大、学習院大、法政大。日東駒専ほか多数。

・京華女子
 日大、東洋大、大東文化、法政大など

・京華商業
 日大、東洋大、国士館大、大東文化大など
    
その他・「三校ワンキャンパス構想」から京華女子中高の新校舎が2024年2月に京華学園の敷地に移転・完成予定。
・京華女子校の新校舎移転に伴う影響もあり、同校の中学受験者数が増加。例年40名程度の入学者が今年は60名以上に増加。
 

 

 

2、学校の特色

 ◎京華中学・高校

 男子校ということもあり、周囲を気にせず、好きなことにどんどん打ち込める環境が整っています。生徒がのびのびと勉強に打ち込めるのかなと思います。

 なお、同校はサンデー毎日が毎年行う学校ランキングの「面倒見が良い」、「入学時の偏差値に比べ、大学合格実績が高い」の部門で毎年好評価を獲得しています。実績だけを見れば、偏差値40~50ほどの学生も多い中、GMARCH、早慶上理、国公立大などへの進学実績が他行とは比べて高いと思われます。

 これは入学後の生徒指導を頑張っている証拠です。

 

 面倒見の良さ、好きなことを周囲にとらわれずのびのびとできる環境が本人のやる気に繋がっているのかなと思います。

 

その他、海外留学制度やグローバルプログラムなど英語学習に力を入れていることがわかります。中学時には国際先進クラスも設けられており、その意識の高さがうかがわれます。

 私の注目すべきはめんどうみの良さですね!

HP: 京華中学・高校

 

京華女子中学・高校

京華女子はなんと言っても2024年に校舎移転が大きな話題となる気がします。その傾向は今年の中学入試からも伺い知れるのですが、2023年度も期待していいのではないでしょうか??

男子校と商業高校そして、女子校が同じ敷地内にあるというのはいったいどんなものなのだろうか?以前は地理的にも隔たりのあった校舎が近くに来ることでの相乗効果がどのように出てくるのか気になります。少なからず、授業は別だし、校舎自体も別なので、学習面に影響は出ないと思われます。一方、部活動等については、良い影響が出てくるような気がしますね!

2023年卒業の実績からすると、国公立大の進学実績があまり宜しくないものの、早慶上理やGMARCHの実績は他の女子中で同じ偏差値帯の女子校に比べて全く引けをとらず、いや、むしろ上回っているのではないかと思います。

 特にこれといって目立った取り組みはしていないものの、実績を伸ばしてきているのはノウハウの差が出てきているのかと思います。目立っていないというよりは、他校でも実施している、少人数制の授業やイングリッシュキャンプ、短期留学などはやっています。

HP:京華女子中学・高校

 

京華商業高校

勝負所ですね。

都立の商業高校に比べれば、進路実績は良いと思います。ただ、商業高校を目指す母数が少ないがために、中々、人気がでてこない可能性があります。

それは今に始まったことではなく、都立高校の商業高校の倍率をみれば一目瞭然です。

 

そのような環境の中、踏ん張っています。私立の商業高校ということで、頑張っています。大学・短大進学率も66%ということで、偏差値の低い都立の普通科よりも良いのではないでしょうか??

全商主催の各種検定試験も取得できます。

 

これからの方向性を注視していきます!!

HP: 京華商業高校

 

3、入試情報

 

京華中学・高校

 ◎中学受験  

  定員数 80名(中高一貫)、100名(特選)

  中高一貫コースには帰国子女枠がおよそ5名分あり。

  2科、4科の入試の他、適性検査型の入試もあり。英語による入試も導入。例年定員数よりも多く合格者が出ており、2023年は入学者が200名を切っている。

 

 ◎高校受験

 定員数  25名(S特進)、125名(進学・特進コース)

 ・推薦入試

コース単願併願
S特進コース 5科 22以上 24以上
偏差値6467
特進コース 3科 12以上 13以上
5科 20以上 21以上
偏差値6062
進学コース 3科10以上11以上
5科17以上18以上
偏差値5658

一般入試は中学入試に比べ、見栄えせず、倍率も2.0倍に満たない。中学受験で入学できず、あきらめきれない生徒には高校からの入学がおススメ。

偏差値は進学コースが低いものの、合格に向けて、50後半代の偏差値が欲しい。

ただ、倍率は低いので、そこまで高くなくても入学できる可能性は高い。

 

京華女子中学・高校

◎中学受験 

 定員数 75名(特待生含める)

英検利用入試があり、英検の取得状況に応じて、入試での英語得点が与えられる。事前に合格証なのどの提出は必要だが、事前に取得しておければ、点につながるので、活用できればしたいですね!!

また、適性検査型の入試や得意科目重視型入試(得意科目の点数2倍)などもあります。

2023年入試は受験者数が昨年の約2倍となり、SNSを使った広報や新校舎の認知度による人気が上がってきたのではないかと思います。その結果、合格者数も増えています。

◎高校受験  

定員数 75名(推薦)、75名(一般)、5名(帰国生枠)

中学受験に比べ、盛り上がりに欠けるところがあるのですが、新校舎に伴う人気はこれからといったところでしょうか。そもそも、女子校はかなり競争が激しくなっていることもあり、そこまで倍率が上がらない状況があるのかもしれません。

 

京華商業高校

定員数 150名

年を経るにつれて、入学者が減ってきている状況です。倍率も1.0とほぼ全入学となっています。埼玉や千葉からも生徒が受験できる好立地ではありますが、商業高校となると、中々選択する生徒が増えてこないのかもしれません。

 

さいごに

3つの学校をざっくりとみてきたのですが、どの学校にも根底にあるのはめんどうみの良さなのかなと感じています。これといった奇抜な施策は無いものの、今まで培ってきたノウハウがあるのでしょう。

生徒ひとりひとりが個性を伸ばせる環境があります。その一つとして、男女別学、商業高校の併設なのではないかと思います。 

3校が異なる特色や流れを持ちつつ、同じ敷地に共存した場合、どのような相乗効果があるのかは、今後とても気になるところです。

大型校にしかできない業ですが、ある意味バランスが取れており、環境としてはとても良いと思っています。

 

 

いいところ取りといった取り組みかと思いますが、今後に期待できますね!!

 

 

それでは~( ^^) _U~~

 

 

 

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