こんにちは! 今回は千葉県にある女子校ということで、和洋国府台学校へ訪問して参りました。
高大連携ということもあり、大学の一部といったような感じで中学・高校も併設しています。校舎はタイトルにもあるように、とてもきれいです。。女子校の華やかな感じがあふれていました。
とはいえ、学校ってここまできれいである必要はあるのだろうかという疑問を持ちつつ、案内された会場からの景色は江戸川や市川市を一望できる絶景。更に、圧倒されてしまいました。
さて、一体どんな学校なのでしょうか?
さっそく、メモへいってみましょ!!
もくじ
1、学校情報メモ
生徒数 | 中学校 : およそ113名(1学年3~4クラス) 高校 : およそ580名(1学年7クラス) |
立地 | 千葉県市川市国府台2-3-1 生き方はいろいろあるのですが、JR市川駅北口からバスで約10分ほど。もしくは、国府台駅から徒歩10分ほどです。国府台駅から徒歩で言ったのですが、木々の多い坂道を登っていきます。少し大変かもしれないので、夏はバスが良いかもしれませんね。 |
合格偏差値 | 中学: 44(首都模試) 高校: 45~53(高校受験案内2022より) 高校は特進、進学、和洋コースの三つに分かれており、和洋コースは付属大学への進学が確約されているものの、偏差値は低い。 |
学費 | 中学 およそ120万円 高校 およそ100万円 ※上記費用とは別に、制服・体操着など13万円ほどかかってきます。 |
大学進学 実績 | 国公立大学 数名 GMARCHはそこまで多くない。主に女子大へ進学する生徒が多い傾向。 ちらほらではあるが、薬学部、私立医学部などへの進学もあり。 |
指定校推薦枠 | 学習院大、北里大、芝浦工業大、国学院大など。 |
その他 | ・中高大連携しており、中高は大学のキャンパスの一部になっている。清潔感があり、好印象。 ・2000名を収容できる大講堂あり。 ・和洋コースでは高校と大学が連携した7年制の共育プログラムで学ぶことができる。 ・中学入試における一般入試は合格者数における入学者数がかなり減る。おさえや勢いづけに受験する生徒が多い。 |
HP | 和洋国府台中学高校 HP |
2、入試情報
<中学受験>
・推薦試験
12月中に行われ、同校を第一志望にしている生徒対象。毎年、合格者の殆どが入学している。試験内容は基礎学力テスト、探求型テストに分かれている。基礎学力テストは基本的な内容にとどまり、7割以上の得点が合格に必要。
また、英語の加えられた入試もあり、英語に対する力の入れようがわかる。英検3級を持っていると優遇が受けられるので、受験を希望する生徒は事前に英検を取得しておけば、かなり有利になる。
探求型試験は事前に出された課題を夏休みを活用して調べる。それをA4用紙にまとめ、12月のテストで発表及び作文形式で書いて提出。
・一般入試
2科、4科、2科+英語から選択して受験。いずれも、面接は無し。
英語は推薦同様、英検®3級保有していると優遇がある。
<高校受験>
・単願推薦
特進コース 5教科合計21以上
進学コース 5教科合計17以上 または 9教科合計31以上
和洋コース 9教科合計31以上
・併願推薦
特進コース 5教科合計22以上
進学コース 5教科合計18以上 または 9教科合計33以上
和洋コース 9教科合計33以上
※ 加点
・英検、漢検、数検3級以上で1ポイント、準2級以上で2ポイント
・部活動等で優秀な成績を収める。(部活動の先生が努力したと認めれば、加点がもらえるらしいです。)
・特進コースについては英国数のうち、評定「5」があれば、1ポイント加点。
3、学校の歴史を受け継ぐ
校舎はきれいなのは言うまでもないのですが、隅々まで手入れが整っている感じがしました。いろいろな教室を見学させてもらったのですが、実験室、家庭科室、書道室など、どこもきれいにされていました。
見に来ること前提で掃除していた可能性も否めませんが、常日頃から、きれいにしていると紹介されると、掃除が習慣化しているのだなと、、
さすがだなと思いました。 私も見習わなければいけませんね。。 もちろん私の塾はとてもきれいになっていますけどね!!
授業にはかつて裁縫の学校だった名残もあり、そこにちなんだ裁縫の授業や、書道、茶道、華道など、女性に必要とされる??礼儀というか、教養を授業で学ぶことができます。日本文化を継承するという意味でも、大きな役割を担っているのではないでしょうか。
ちなみに、私が見学した時は琴の授業をしておりました。これも、伝統文化の一部です。
4、女子校とは何なのかを考えさせられた。
まあ、、いろいろとみてきましたが、男の私にも興味深い授業はいくつかありました。裁縫だって男も出来なければ恥ずかしいですし、女性だから上手でしょって言うのも、何か今の世の中的に、疑問があります。
お琴だって、華道だって、別に、男子がやってもいいんですよ。
そんな風に考えると、このご時世に女子校の在り方はとても難しいように感じました。紹介してくださるスタッフの方々の節々に見える、「女子だから~」といった発言に、毎度違和感を感じてしまったのは、私だけでしょうか??
創立者の求めた、経済的・人間的に社会で自立できる女性とは。
旧態依然の歴史を重んじる学校経営は果たして、これから来るジェンダーレス社会に向けて、どのように立ち振る舞うのがベストなのかもっと考える必要がるかと思います。
少なくとも、自立した女性を考えるのであるならば、もっと、男性とも対峙できるよう知識で武装すべきかと。きれいな環境だけが、生徒一人ひとりを伸ばすわけではないとおもっていてて、もっと葛藤と貪欲さが欲しい。 これがそもそも、男の考えなのかもしれませんが・・
最後に
今回、ちょっと私の琴線に触れる発言があったので、いろいろ女子校について書きましたが、同校に限らず、今後の女子校の在り方について考えや、ポジションについて再考が必要になってくるのではないかと思います。女子御三家はいざ知らず、少し偏差値の低い学校は今後、社会的・人間的に自立した人材を育てるために、最低限身につけておかなければならない知識を選別していく必要があるかもしれません。
その結果として、茶道や華道がなくなるのであれば、それもまた、時代の流れ。致し方ない所もでてくるのかなと、この先のことを考えました。
先を見据えて、新たに必要となる素養を見抜く力が、学校には必要になってきます。それは、今まで男性優位に進んできた社会的経緯を踏まえると、特に女子校である学校教育にその新たな道を開くべき義務的な何かを期待をしています。
素晴らしい校舎をもっての資金力があれば、その探求も比較的容易なことだとは思いますが( *´艸`) と、、余計なお世話ですね。
それでは、この辺で( ^^) _旦~~
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