こんちは!今回は岩倉高校へ行ってきました。上野駅から徒歩3分ほどと立地は申し分なし。駅から出て向かうと、途中に鉄道が展示されている場所があります。なんと、ここが岩倉高校。120年以上の歴史を誇り、普通科のほかに運輸科があります。鉄道・運輸への就職実績が多く、就職にも強い!
将来、運送、ロジスティック関係に就職を考えている生徒にはもってこいの学校ですね。その実績と、OBのつながりを考えれば就職も優位に進められそうです。
まずは、基本情報の確認から!
もくじ
1、学校情報メモ
生徒数 | およそ1,100名 |
立地 | 東京都台東区上野7-8-8 (上野駅入谷口から徒歩3分程度。駅を出て左にずっと進めばすぐ。とても近く行きやすい。) |
合格偏差値 | 58(S特) 54(L特) *スポーツに力を入れ、勉強と両立 46(総進) 49(運輸科) |
学費 | 普通科 約110万円 運輸科 約120万円 これに加え、入学金が加わります。 |
進路選択 | 全体生徒数の半分が大学や専門学校へ進学。 ・国立大やGMARCHレベルの学校へ数名。防衛大へはここ数年何名か入っている。その他、日東駒専、大東亜帝国が多い。 ・就職率も高く、JRグループや鉄道サービス系への就職が多い。運輸科はおよそ8割の生徒が就職する。 |
指定校推薦枠 | 日東駒専レベルの学校が多い。 |
その他 | ・屋上に運動場があるが、西東京にも屋外グラウンドあり。 ・部活動にも力を入れており、L特コースではスポーツでの実績も入試時に評価される。授業は特進クラスと同じ。 ・S特、特進コースは1,2年次に7~8限を活用し、週1回2時間の放課後学習がある。難関国公立大学生が支援をしてくれる。勉強を頑張りたい生徒にも対応! |
2、入試情報
2020年度では募集人員の変更があります。S特募集人員は30名の募集から50名へ。一方、総進への生徒枠を180名から160名へ減らすとのこと。大学実績を意識しての事でしょうか、優秀な生徒の確保に向け、募集人員を増減させているようです。
また、入試制度の大きな変更点として、今まで一般入試は記述式だったものの、今年度から、マークと記述式になるとのこと。恐らく、去年に比べ、平均点が上がってくると思われます。もしくは、マークになる分、難易度が少し上がる可能性も考えておいた方がいいかもしれません。
◎推薦制度も充実
単願推薦ではおおよそのイメージとして、オール3プラス4が1~2個あればOK。さらに、加点制度があり、各種検定(英、数、漢字)で3級以上あれば+1してくれます。また、準2級は+2までとなります。なんと、併願優遇も同様のレベルと考えてよく、単願で出しても良いし、抑えとして残し、都立チャレンジも良いかなと思います。
◎チャレンジ試験で奨学生を目指そう!
推薦合格者および一般合格者を対象に奨学生への挑戦ができます。通常の試験とは別に行っており、出願時に選択科目を選び受験。上位者は奨学金を得られます。最上位のSクラスですと、入学金(24万円)+施設設備費+授業料(35万円)のサポートがあります。S、A、B、Cクラスがあり、それずれ優遇が用意アされているので、ぜひチャンレンジすべきです!
◎帰国子女入試もあります!
昨年度は出願が5名ほど。そのうち4名が受験し、全員合格。帰国子女で尚且つ輸送系に興味のある生徒であれば、目指すべきだと思います。勉強を頑張りたい生徒にもそれを伸ばす対応は整っているので心配は一切不要。大学への進学サポートも十分です。また、受験制度が変更になっています。かつては数学(基礎計算)と作文の試験でしたが、基礎適性検査として国語、数学を実施することになります。
3、運輸科とはどのような学科?
岩倉高校の特色の一つ。運輸科ですが、とても就職に強い学科です。目標がしっかりしており、やりたいことがロジスティック系と決まっているのであれば、選ぶべきだと思います。ただ、このご時世です。勉強も頑張れるという方で、大学へ行きたいと思われる生徒であれば、特進を選択するべきだと思いました。運輸科は就職決定率90%以上を誇り、そのうち80%以上は鉄道・運輸系だそうです(年度による。)。
授業では鉄道実習や工業技術基礎など、仕事で使う技術を実践的に学習するチャンスがあります。学校に来る途中に展示してある鉄道の意味もこれで分かりました。
さいごに
とても特色のある学校で、運輸科は将来の目標が決まっている生徒からすれば、進むべき学校かと思いました。また、物流企業への就職実績は高く、保護者も安心なのではないでしょうか。一方、運輸科以外でもL特ではスポーツに力を入れる学科があります。スポーツを頑張りたいけど、将来に向け、勉強も頑張りたいと考えている生徒にはとても魅力的ですね。文武両立は大変ですが、勉強する環境は整っているので、やりたいことが十分にできると思います。今後、S特の募集生徒を増やすとのことで、大学実績向上に力を入れてくることが考えられます。環境は整っているので、今後どのような結果を残していけるのか、大変興味深く思いました。
それでは!
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