【学校訪問】安定の人気!専修大学付属高校へ行ってきました。

こんにちは! 今回は専修大学付属高校へ行って参りました。人気の大学付属で、かつ、その大半は大学への進学が確約されている付属高となるとその人気は高くなりますね。

また、同校では新たな校舎にて付属大学以外への進路希望をする生徒にも力を入れ始めていました。専修大学への進学希望者だけでなく、将来を考えた進路の多様化に向けてしっかり対応できているのかなと思いました。

まずは、詳細情報から!

 

 

1.学校情報メモ

 

生徒数     1300名ほど(募集人数は男子の方が多いが、男女比率は半々になっている。)
    
立地  東京都杉並区和泉4-4-1(方南町駅、代田橋駅から徒歩10分。中には明大前から通う生徒もいるとのこと。)
    
合格偏差値  61
    
学費初年度合計 約100万円 
(うち、入学金22万円、施設・維持費21万円)
その他、制服、バック代など必要。
    
大学進学実績8割以上が専修大学へ進学。残りは他大学への進学。浪人、専門学校への進学となっている。
過去2年他大学進学実績 :
  青山学院大、学習院大、芝浦工大など。
  国公立大では東京外国語大への進学実績あり。
    
指定校推薦枠 ‐
    
その他・ 2016年に近隣の廃校した小学校を活用し、新泉校舎を増設。
・付属大学以外への進学希望者に向けたコースも開設。
・1994年に男子校から男女共学化。
・石巻専修大学には理系のコースも用意されている。
  
参考サイト みんなの高校情報(専修大学付属高校)

 

 

2、専修大付属はここが特徴的!

  

 ◎募集人数は男子が多め

  かつては男子校だったこともあり、募集人数は男子の方が女子より多いです。

 推薦募集  200名 (男子 110名、 女子 90名)

 一般募集  200名 (男子 110名、 女子 90名)

 

しかし、入学者数を見ると男女差はあまり見られず。年度によっては、女子の方が多いこともあり。結局、あまり意識する必要はないと思われます。

 付属中学はないため、募集人数は毎年400名と多いです。全生徒は高校からの入学になるので、中学受験組とのわだかまりもなく、高校生活を送れそうですね。付属中があると、ちょっと慣れるのに心配って方には良いと思います。

 

 ◎高校3年生からコース変更

 毎年8割以上の生徒が専修大に進学します。そして、基本的には専修大学へ進学することが前提になっています。しかし、それ以外の選択も可能です。

 3年生への進学時に、他大学進学への道も選択することができます。他大学文系コース、理系コースがあるので、進路にあった学習をすることができます。

 

ただ、準備するには少し遅いような気が・・・ と思うところがあると思うので、そこはしっかり目的意識を持って学習を進める必要があると思います。

 

 学習を通して、自分の進路を考えてもらいたいとする配慮から、3年生から他大学へのコースを分けるようです。ちょっと私学にしては遅いような気もするので、まだ、他大学への進学に対する議論が煮え切っていないのかなと、そんな気がします。

 

 ◎新校舎ができました。

 旧新泉小学校を改装し、新泉校舎を作りました。本校から80mほど離れたところに立地しています。校庭や体育館もあるので、部活動の場としても活用もしています。

  また、新泉校舎は他大学への進学コース対象の生徒の校舎にもなります。これからは、進学先の多様化とともに、専修大学以外への道にも手厚くサポートしていくようになっています。

自習室は朝から解放しているようで、勉強する環境が整っていますね!

 

 ◎理系志望も心配なく!

 専修大学は文系の学部しかないので、理系希望の私には合わないかなと思う生徒もいるかもしれません。

 私もそう思っていました。

しかし! どうやら、石巻専修大学という理系学部もある付属大学があるそうです。場所は宮城県石巻市。

石巻専修大のHPは こちら

理工学部、経営学部、人間学部の3つ。そのうち、理工学部と経営学部には大学院も併設しています。都内からかなり離れてしまうため、抵抗がある方もいるかもしれませんが、付属高校で理系を希望していれば、視野に入れてもいいのかと思います。

 都内にはたくさん理系大があるので、迷われるとは思いますが・・

 

 

3、入試情報(第一志望なら合格も近い!)

 

 ◎推薦入試

 

♦注意ポイント♦

 ・5科と9科の成績を両方満たしていないといけない。

 ・東京都内と都外で内申基準が異なる。

 ・男子と女子で内申基準が異なる。

 ・加点制度はあるが、5科の加点はない。9科は加点+2まであり。

 ・当日の試験は必ず受けなければならない。風邪であれば別の教室を用意。 

・3年次の欠席が10日以内。(だいたい12/15まで)

 ・「2」は不可

 

 <推薦入試基準>

東京都内5科9科
男子1934
女子1935
    
東京都外
(埼玉、神奈川など)
男子2034
女子2035

 

賛否両論あると思いますが、こんな感じになっています。都内の男子生徒を優遇して取りたい意図が見えます。昨年までは都内と外で分けていなかったようですが、今年復活したようです。

恐らく、データで都外の生徒はいろいろな面で不利になることが出ているのでしょう。。また、男子校であったことも男子優遇に関係しているかと思われます。

 ここまで明らかな基準を提示されてしまうと批判もありそうですが、結果は意に反して女子が多かったりするので、批判は出てこないのでしょう。あくまで、学校の希望でしかないということですね。

 

 

◎一般入試

  

♦注意ポイント♦

 ・受験票にある「第一志望受験」にチェックするとテストに20点加点。「海外帰国子女」欄にチェックすると30点加点される。ただし、加点制度を併用することはできない。(例年の合格点は180点なので、そこから逆算すると必要な点数がわかる。)

 ・加点制度を用いて合格した場合、必ず入学しなければならない。

 ・テストの点数重視。それ以外は問わない。出席日数や内申点など関係なし。

 

以下、併願優遇について


 ・併願優遇を受けられるのは、公立高校を第一志望とする生徒のみ。(私立併願校として併願優遇を受けることはできない。)

 ・併願優遇受験者の場合、40点加点する。当日の点数によっては落ちる可能性あり。

 ・併願優遇は5科および9科でクリアしていないと不可。内申加点は5科もしくは9科のいずれかに1点まで。

 

 <併願優遇基準>

東京都内5科9科
男子2137
女子2138
 
 
 
東京都外
(埼玉、神奈川など)


男子2138
女子

 

 併願優遇になるとオール4は必要になってきますね。都外在住の女子生徒は都内男子より内申が2も多くなければいけないので、ここは注意です。

また、併願優遇だからと言って必ず受かるわけではなく、40点の加点にとどまることにも注意。当日の試験は風邪でも受験しなければいけないので、コンディションが悪ければ、厳しくなるかもしれません。

他校の併願優遇も受けておいた方が無難です。

 

 

さいごに

 

雰囲気は落ち着いており、校舎もきれい。特にエントランスは、入ると、ちょっと気分が上がりました。大学も付属なので、楽しい高校生活を送るにはとても良い環境なのかなと思います。

一方で、大学付属ということもあり、楽しいけれど、たるんでしまうのではないかなという不安も感じました。

頑張りたい生徒が周囲に流されない。その対策として、他大学コースを新校舎に作ったのかなと思います。

高校は楽しいのは重要ですが、伸びる時期であったり、詰め込む時期であったりします。この時に詰め込んだ内容が、将来の基礎になると考えると果たして良いのか?? 考え方次第ですので、受験生は良く考えてからの方が良いのかなと思いました。

 

 ☆注意点アドバイスだけ・・

  ・将来は理系の大学に進むことがわかっているなら、検討したほうが良い

  ・高校でも勉強頑張りたいなら要検討。(結局自分次第ですが。。)

  ・第一志望で行く覚悟がないなら、受験しない方がいいかも。

 

 

それでは~!

 

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