こんにちは! テストも迫る今日この頃。受験生は熱が入りますね。
今回は2020年から男女共学化し、小野学園女子から改名した品川翔英へしてきました。校舎は女子校としてあったのですが、現在は新たな中央新校舎建設に向け、工事中です。
早く新しい校舎を拝見してみたいと思うのですが、完成は2023年。もう少しかかりそうです。
さて、共学化し、学校はどのように変わっていくのでしょうか。
雰囲気はどのような感じなのか・・
当塾からも去年いったので、少し気になっていはいたので、今回行ってまいりました。
それでは、学校情報メモから!
もくじ
1、学校情報メモ
生徒数 | 中学校 : およそ60名(1学年1~2クラス) 高校 : およそ450名(1学年3~4クラス?) 共学化してから変化あり。 ※内部進学組と高校入学組は別コースになっており、クラスが一緒になることはありません。 ※2020年から男女共学化。 ※新校舎建設中。今後生徒数が増える見込み。 |
立地 | 東京都品川区西大井1-6-13 大井町駅から徒歩15分ほど。出口によってはもっとかかるので注意。初めて行かれる方は、無難に西大井駅からの方がおすすめです。 |
合格偏差値 | 中学: 41(首都模試) 高校: 50~60(高校受験案内2022より) |
学費 | 中学 およそ125万円 高校 およそ130万円 ※上記費用とは別に、制服・体操着、タブレット、積立金などでだいたい30万円ほどかかってきます。 |
大学進学 実績 | 設立から2年目につきなし。 |
指定校推薦枠 | 不明。 |
その他 | ・かつては小野学園女子高等学校だったが、2020年より品川翔英中学・高校に学校名を変更。更に女子校から共学化した。 ・新校舎建設につき、2021年現在工事中。2023年3月に完成予定。 ・品川翔英幼稚園も併設されており、中学・高校と同時に改名。 ・良い意味で、校則が無いらしい・・ |
HP | 品川翔英中学・高校 HP |
2、入試情報
かつては小野学園女子高校ということで、中高ともに入学者は多くは無かったです。中学は1クラス、高校は3~4クラスといった感じです。
ただ、昨年度から改名+共学化により人気は上昇中です。共学化したことで、募集できる対象は2倍になりますし、新しい学校ということで話題性は抜群です。
前回の受験倍率はそこまで高くなかったようですが、これからの流れに注意が必要かと思います。
中学受験
全部で第6回まで試験があるのですが、ちょっとごちゃごちゃしています。同じタイミングに違う入試があったりでこんがらがる可能性があるので注意です。
主に、筆記試験と特色入試に分けられるのですが、簡単に以下にまとめます。
筆記試験
①2科・4科選択
②2科選択型(得意な2科目を選んで受験。理社選択は不可。)
③算数1科型
※特待生入試があります。
※初めの定員の7割を2科目の点数で選考。その後、3割を不合格者で4科目受験者の中から選考。
特色ある試験
①適性検査型(最近では珍しくなくなりました。)
②ラ-ナーズ入試
・英語インタビュー入試
・自己PRプレゼンテーション入試
・グループワーク入試
・プログラミング入試
といった感じで、選択肢が多いのはいいのですが、この入試が全6回の入試の中に重なって実施されるので、スケジュール管理はしっかりしないと迷います。というより、実質受入れ生徒数に対して、これだけ実施する学校側もさぞ大変なのではないかと・・想像がつくのですが、それは熱意の現れと受け止めましょう・・
高校受験
高校受験はシンプルでいいですねー
中学受験はどうしてどの学校も複雑になってしまったのでしょうか・・まるで大学受験の総合選抜型の様だというのはあながち間違った推論ではないのかもしれませんが。
ということで、高校受験ですが、一般試験と推薦試験です。コースによって少し違いはあるのですが、それぞれ整理しましたので、以下ご確認下さい!!
一般試験
・理数選抜コース 英語+数学
・国際教養/特別進学/総合進学 英語+国語、英語+数学のいずれかを選択
推薦入試 (+併願優遇)
内申点による評価のほか、個別面談、グループ面接がコースごとにあります。グループ面接はパフォーマンスの点数化が行われるようです。
単願 併願 加点
・理数選抜コース 22 22 英検・数検準2級以上、皆勤
・国際教養コース 18 19 英検3級以上、皆勤
・特別進学コース 18 19 英検・漢検・数検3級以上、皆勤
・総合進学コース 16 17 なし
※推薦入試希望が130人を超えた場合、合否判定となります。単願推薦もその範疇かは要確認。
※併願優遇は入試を受け、加点する形で合否を決めます。
3、あらたな取り組み
説明会で聞く限り、新たな学校の取り組みもありました。他校にはないシステムでとても興味深い内容でした。学校内ではQRコードをうまく活用して広告を出しているところも新鮮です。
・定期テストが無い。
テストは授業で行われる確認テストとなります。また、中学生はベネッセ、高校生は河合の模試を年6回受けることに。この模試で学習リズムの改善や全国レベルで自分の位置を確認することができます。
・メンター制の導入
生徒が選ぶ一人ひとりのメンターと共に学校生活をより充実したものにしていきます。日常生活の支援や学力アップに向け一緒に学習プランを考えていきます。
・放課後支援センター
平日は15:30~19:00、土曜14:00~18:00、長期休暇10:00~19:00でい利用可能。またオンラインで質問も可能となっており、21時まで出来るようです。
部活が終わった18時以降もできるのは頼もしいですね。
ちなみに、部活は最大でも週4日と決められており、土日もいずれか1日しか練習はできません。教師や生徒の負担を考えた素晴らしい取り決めだと思います。公立中高もしっかりルール定めて、見習ってほしいところ。
ただ、兼部が可能ということなので、組み合わせ次第は休みが無いという可能性もあるのですが、そこは生徒の自発性に任せられているのかと。
4、これからに期待。
まだまだ、これからかな・・といった印象でした。。パンフレットや説明会の内容を聞いていても少しインパクトに欠けるところがあります。恐らく、新たな学校を走らせながら、これから変えたいところや必要だと思うところをブラッシュアップしていくのかなと思います。
もっと、大学実績をこうしたいとか、付属幼稚園との連携をするとか、英語教育を充実して英検取得率を上げるとか・・他校に比べ目新しさが無かったのが少し残念。
もともとが女子校ということで、落ち着いた校風だったのかな?と思いつつ、共学化するにあたり、どういった変化があるのかというところは、これから見ていきたいポイントです。
ということで、ネガティブなことを上げてしまったのですが、同校は新しい学校です。そんなのは、これからいくらだって変えられるんです。
そう、私だったらそこがこの学校を選ぶ理由になりえると思います。
学校選びをする生徒にとっては自分が学校の流れを作れるんだという期待が持てます。
部活だって生徒会だってそうです。経営的なところは理事長たちが決めるので何とも言えないのですが、できたばかりの学校でまだまだ歴史の無い故に、新たな歴史を刻むチャンスですよ。
迷いはあるかもしれませんが、レベル的に問題ないのであれば、挑戦してみるのも一つの手かなと思います。
にしても、緊急事態宣言が出ているタイミングでの改名及び共学化は少し発信力に欠けるタイミングだったのかもしれないなと。こればかりは、どうにも予想できるものではないので、仕方ないのですが。
やっぱり、文字や動画から得られる情報より、実際に学校訪問して聞いたり、触れたり、感じたりして得られる情報の方がずっと多くて、それが決め手になったりします。
感染症対策で学校訪問を自粛する生徒もいるでしょうから、もっと知ってほしい所も伝えにくかったのではないかと思います。
ただ、学校訪問がもっと活発になれば、認知も広がり、もっと人気が出るはずです。ちょうど新校舎が建設中なので、新型コロナウイルスが完全に収まったころ合いに完成しそうでちょうど良いのかもしれませんね。
さいごに
これからに期待というところが本音です。まだドタバタしており、見えないところが多いです。今までの小野学園校の時に比べれば、生徒数が増えるのは当然の状況下で、今まで通りの運営では不十分なことは承知のはず。
その上で、どのように近隣校と差別化し、品川翔英学校らしさを出していくのか。
とても期待しています。
個人的には、隣接していた保育園がとても気になりましたので、そういったところでの連携も期待したいです。
とはいえ、いきなり改名+共学化+新校舎建設ということで
「おー、いきなりやったなー。」
という変化の激しい状況。
これは訪問してそのすごさに私は気づくのでした・・
広げた風呂敷がどう拡散し、どう収束していくのか、客観的に見る私は楽しみなのですが、内部は戦々恐々としているのではないでしょうか。。
ちょっと裏側が見てみたいと密かにほくそ笑む、意地悪い塾長でした。。
それでは今日はこの辺で。。(^^)/
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