こんにちは!今回は渋谷という若者の街にある、実践女子校へ行ってまいりました。渋谷は開発が進んでおり、私は何度も来ているのに、以前来たことのある駅ではないかのような錯覚に陥りました。。変化の激しい、若者の町ですが、それが良い所であり、新たなアイデアの発信地なのかなと。
そんな中、100年以上もの伝統を誇る実践女子校は伝統を維持しつつ、そこにあるのでした。
ちなみに、今年から、校長先生が変わったとのことで、今後の動向が気になるところですが、付属大学からの異動の様ですので、そこまでの大改革はなさそうです。
それでは、学校情報メモからいきまっせ。
1、学校情報メモ
生徒数 | 中学校 : およそ700名 高校 : およそ700名 ※高校募集なし |
立地 | 東京都渋谷区東1-1-11 渋谷駅の新南口改札から徒歩15分ほどかかりました。坂道や入り組んだ道があるので、慣れるまで入口を探すのに苦労するかもしれません。表参道駅からの方が正門から入れるので、わかりやすと思います。青山学院大学⇒初等部を目指していくといいですよ。 |
合格偏差値 | 中学: 45(首都模試) 高校は募集しておらず。 |
学費 | 中学初年度 およそ110万円(積立金、会費等含む。)。 別に制服や学校指定品の購入で12万円ほどかかります。また、パソコンについては、各自用意となります。 |
大学進学 実績 | 2021年(今年3月) 国公立大 富山大 私立 早慶上理、GMARCH、女子大(大妻、共立女子、日本女子、フェリスなど) 医療・看護系大学も進学先として多い。その他、海外大学や付属大学への進学者など。 附属の実践女子大学へは全体の約20%ほどが進学。 |
指定校推薦枠 | 東京理科大、GMARCH、明治学院、成城大など。女子大では、共立女子、学習院女子、聖心女子大など。 |
その他 | ・今年度より学校長が変わり、女子大学から異動。今後、付属大学へ進学する生徒が増えるのでは・・。 ・合格実績は既卒生の割合が多め。 ・学校方針はシンプルで分かりやすい。説明もわかりやすかった。 ・女子生徒だけが暗闇に写る謎のパンフレットがある。なんだこれ・・ |
HP | 実践女子学園 中学高校 HP |
2,入試情報
入試方法はシンプルで分かりやすい! 3つに分かれています。
①2科目・4科目入試
②思考表現入試 ⇒ 筆記試験(45分)与えられた課題について論じるタイプ
+ 質疑応答(5分) 回答の説明
③英語資格入試 ⇒ 英語検定試験の結果により加点があります。+国語1科目入試があります。
例えば、英検3級だと60~70点、英検2級以上だと100点など。
※ 2科・4科入試は4科入試の方が有利。2科は算数・国語の200点満点で合否を決めるのですが、4科目の場合、2科目と理科・社会を含めた4科の点数の良い方を採用して合否の判定が出ます。
具体的には、国語、算数、理科(50点)、社会(50点)の4科目合計300点を、200点換算して出した点数を2科目の合計点数と比較して高い方を採用するということです。
※複数回受験の優遇措置があります。 第5回と第6回目の入試については、今までの受験状況を見て、加点していくとのことです。
3,入試倍率が上昇
2020年度に比べ、2021年度の倍率が上がっています。2020年は実質倍率が1.1倍とほぼ定員通り。一方、今年2021年は2.5倍となっております。繰上げ合格まで実施しているほどです。
なぜだろうか・・いろいろ考えたのですが、よくわかりませんでした。説明会でも、特に説明はなく・・
もしかしたら、合格者数が減っているからかもしれません。あるいは、このコロナ下で確実に合格をとりたい層が増え、難しい学校にチャレンジしなくなったからかもしれません。
いずれにせよ、もともと、同校の学校方針はシンプルで分かりやすく、立地も良いので、倍率が上がる要素はたくさんあります。なので、驚くべきことではないのかもしれませんが。
4,通いたくなるポイントがたくさん
とにかく、渋谷にあるというだけで、おしゃれポイントが沢山ありました。学生であれば、華やかなあの場所に通えると思うとワクワクしてくるのではないでしょうか。立地は素晴らしく、渋谷駅から15分くらいで、表参道からも10分くらいです。
そこに通っているというだけで、おしゃれな感じがしますよね。
これで、制服もファッション性のあるものになったら、もっと人気が上がるのではないかと思いましたが、、
とはいえ、100年以上の伝統校です。昔からの伝統や規則、先達の教えををしっかり守る学校でいてほしいと思います。教育方針はシンプルにまとまっており、「グローバル教育」、「感性表現教育」、「探求教育」+創立者の教育理念。 わかりやすくて良いですね。
行きたくなるポイントは立地だけではありません。
校舎がとてもきれいでした。
通ってみたくなる感じです。
渋谷にある、こんなにきれいな学校に通えるとは、少し自慢できそうですね。
更に、今人気の大学付属です。こちらも同校の近くに大学があります。女子大で学びたいことが決まっている学生にはぴったりだと思います。現に20%以上もの生徒が内部進学をしていることからしても、そのまま大学まで行かれる生徒が多いのではないかと思います。
ただ、一つ残念といえば、目新しさがないことでしょうか。
倍率もそこまで悪くないので、特にこれといって改革に取り組む必要がないのかもしれませんが、勢いが感じられませんでした。学校方針がシンプルなのは良いなと思うのですが、ちょっとシンプルすぎて野望的なものは見られませんでした。
是非、同校ならではの特徴がみたいなと思ってしまいました・・
さいごに
悪くいってしまえば、中身はよくある女子校なのかもしれませんが、ただ、その中に立地や伝統が加わり、実践女子校としての味が出ているのかなと思います。 何か、目新しさではなく、安定した進学を望むのであれば、間違いなくここだと思います。
ただ、チャレンジングな何か、例えば、バカロレアとか、難関国公立大学を目指すとかするのであれば、ちょっと違うかなと思いました。もちろん、自分で頑張れば出来るのですが。
中高一貫で高校入学組がいないので、6年間を同じ仲間で過ごすことになります。多感な時期でいろいろとトラブルはあるのかもしれませんが、良い出会いや青春が渋谷で送れるのはちょっと楽しみですね。
というのが個人的な感想なのですが、気になる方は一度ご自身の目で確かめてみてはいかがでしょうか。
それでは、この辺で( ^^) _U~~
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