こんにちは!本日は女子校でも伝統校ある、大妻系列の大妻中野中高へ行ってまいりました。
中野ということで、個人的にはディープな飲み屋が多い印象しかないのですが、、住やすさや引っ越したい街ランキングではいつも上位に上がる同地区。確かに、駅前には商店街があり、活気があります。
そして、少し離れると自然もあり、落ち着いた雰囲気。都心へ近いということから、その人気がわかるような気がしました。
そんな中、、同校へ訪問して参りました。 校舎は新しく、きれい。生徒も挨拶をしっかりしており、好印象です。
ということで、近年、女子校は生き残りが難しいと言われる中、同校はどのような取り組みをしているのでしょうか。それでは、学校情報メモから!
もくじ
1、学校情報メモ
生徒数 | 中学校 : およそ700名(アドバンス:4クラス、グローバル:1クラス ) 高校 : およそ700名(〃) 海外帰国生 150名(各学年20~40名いる。) |
立地 | 東京都中野区上高田2-3-7 中野駅北口からサンモールを直進。商店街を出たら、右折して徒歩3分ほどでつきます。 また、新井薬師前(西武新宿線)からでも徒歩圏内です。 |
合格偏差値 | 中学: 56(首都模試) 高校は募集しておらず。 |
学費 | 中学初年度 およそ120万円(積立金含む)。 別に制服や学校指定品の購入で12万円ほどかかります。 |
大学進学 実績 | 2020年度 国公立大 お茶の水大、東京大、東京外国語大、東京学芸大 私立 早慶上理、GMARCH、女子大(大妻、学習院、昭和、東京家政など) ※GMARCHの割合が大きいです。 |
指定校推薦枠 | 東京理科大、上智大、GMARCH、立命館、東京農業大、津田塾大、清泉女子、白百合女子など。 ※女子大の推薦枠が充実している印象。 |
その他 | ・グローバルリーダーズコースは帰国子女がほとんど。 ・アドバンストコースでも中3からグローバルリーダーコースへ変更可能。 ・アドバンスト入試の複数回受験者優遇措置は2022年は実施せず。 ・大妻大学への進学枠は80名あるが、今年は20名ほど。 |
HP | 大妻中野中学・高校 HP |

2,入試情報
◎アドバンストコース
・2科目、4科目、新思考力入試(海外帰国入試からも入学可)から選んで受験
・倍率は平均1.5倍ほど。日程によりまちまち、一番高い倍率は第一回の2.2倍だった。一番低かったのは新思考力入試で1.4倍ほど。新思考力入試もねらい目。科目は総合Ⅰ~Ⅲに分かれ、論述など。
・2022年の入試では複数回受験者優遇措置は実施しないとのこと。何度受験しても優遇して加点してくれることはありませんので、注意!
◎グローバルリーダーコース
・海外での入試を実施。 10月末にシンガポール。11月中旬にニューヨーク。驚くべきは、ヨーロッパでも入試を計画しているとのこと。これからの展開が気になります。
なお、入試科目にかんして、シンガポールは国語・算数・面接 or 英語・面接、ニューヨークに関しては、英語・面接のみとなっています。受験者はほぼ100%合格しているようです。
・国内にいる帰国生入試も実施が早く、11月、12月に行われます。どちらも合格率はほぼ100%で同校の意向が垣間見えます。
・グローバル入試自体は一般の入試同様2月に行われ、受験科目は英語・算数・国語となっています。一般的な私立高校入試と同じです。いずれはどの学校もこのようになっていくかもしれませんね・・
※高校からの募集はしておりません!
3,グローバル教育校
同校には通常のアドバンストコースとグローバルリーダーズコースがあります。特にグローバルコースはハイレベルな英語教育が行われており、大妻中野学校の特筆すべき特徴といってもいいと思います。
グローバルリーダーズコース(GLC)は海外帰国生と英語入試を突破してきた学生が集まります。英語の授業は習熟度別にはなるものの、外国人教師が中心になって授業。フランス語の授業もあります。
このような生徒は海外での入試施策も相まって、優秀な生徒の確保ができているのではと思います。例えば、ニューヨークやシンガポールでも入試などです。帰国生教育としての大妻中野校が伝統的に掲げている点は、合格実績にも大きく貢献していると思います。
ここが、大きな特徴ではないかと思いました。
尚、アドバンスコースから、GLCへのクラス変更も可能です! 中3以降いつでもできるようです。英語に興味があるけど、はじめからGLCクラスに入る勇気がないということであれば、とりあえず、アドバンスコースに入ってから検討してみるのもいいかもしれませんね。
その他、大妻中野グローバルセンターというのがあります。ちょっと説明会で聞いている限りでは、いろいろありすぎて、「実際なんなんだろう・・」というのが本音なのですが、外国とのつながりを重視し、英語教育を積極的に学校へ取り込んでいこうとする取り組みをしていました。
例えば、英語検定試験や海外留学、海外大学への進路支援など・・ 申し訳ないのですが、ちょっと多岐に渡りすぎてよくわかりませんでした。
とにかく、海外とのつながりを重視し、外国語を頑張る生徒に手厚いサポートや能力を伸ばす工夫がされているということがわかりました。
4,個人的感想なのですが
「落ち着きのある普通の学校。」
こういうと誤解が生じるかもしれませんが、良い意味で安定しているということです。系列の強みなのか、伝統のある学校だからなのか。説明会を聞いていても、そこまで気張る感じはなく、女子校が減る状況の中、懐の深さを感じました。
レベルや住まいが相応であれば、とりあえず、受験させておきたいと思える学校でした。
とはいえ、説明会では、今まで見てきた新規取り組みで勢いのある学校とは異なり、これといった特筆すべき改革点が無かったところは少し見劣りしました。説明会では、「外国語教育には力を入れている」というのはすごく伝わってきましたが。。
同校は今年東大他、国公立大学や難関私大への合格実績も上がってきました。更に、大学付属学校という強みもあります。
これから、人気の出てくることが予想されます。
入学して何がしたいのか? チャンスはいっぱいあるようなので、その中でどうしていくべきなのかよく考えて選択すべきだと思います。 才能を生かすも何も自分次第といったところでしょうか。
さいごに、
これからの動向が気になる学校でした。今の状況に加えてに国際バカロレアなどを導入した暁には「鬼に金棒」。更に魅力が高まるのではないかと思いました。まあ、時間の問題だと思いますが・・
これからの流れとして、大学入試にも英語教育はかなり高いレベルで必須になってくることが予想されます。そのような中、さまざまな英語教育の取り組みは正しい方向性なのかなと思います。
後は、今後、英語はデフォルトとして必要になってくると思います。その時に、英語プラス何か必要となるはずです。さて、今後その方向性はどうなるのか。
同校に限らず、英語教育に力を入れる学校の動きは気になるところですねー
それでは、この辺で
( ^^) _U~~
コメントを残す