こんにちは。最近は冷えてきましたね。体調管理に細心の注意を払う塾長です。
ということで、今回は東京成徳大学中高へ行ってまいりました。
JRだと王子駅が最寄りなるのですが、ここは塾の激戦地区でしょうか。至る所に有名どころの塾がひしめいています。その理由は、「この地域は学校が多い!」ということになるでしょうか。
実際、地図を見ながら訪問したのですが、学校が沢山ありました。。何度見間違えたことか・・ さらに東京成徳校は高等部と中高一貫部で校舎が分かれているので、どちらで説明会をするのかしっかり確認しておかないと遅刻します。
同じ学校なのに、校舎が分かれているという不思議な学校なのですが、一体、内部はどうなっているのでしょうか。
さっそく、学校情報メモから!
もくじ
1、学校情報メモ
生徒数 | 中学校 : およそ280名(1学年2~3クラス) 高校 : およそ1300名(1学年11~15クラス) ※内部進学組と高校入学組は別コースになっており、クラスが一緒になることはありません。 |
立地 | 東京都北区八王子6-7-14 八王子駅からだととても遠く感じたのですが、実際、20分くらいかかりました。道中に小学校から高校まであり、初めて行く方はどれが東京成徳校なのか迷うと思います。できれば、5分ほどで行ける王子神谷駅から同校に向かって行く方が良いと思います。 |
合格偏差値 | 中学: 44(首都模試) 高校: 50~63(高校受験案内2022より) |
学費 | 中学 およそ120万円 高校 およそ100万円 ※上記費用とは別に、制服・体操着、タブレット、教材・副教材費などがかかってきます。 また、別途、中高一貫組は中学3年生時に海外留学に行くグループと国内学習グループに分かれます。海外留学組は更に120万円留学費がかかります。選択によっては費用が掛かってくるので、要注意。 ※奨学金制度もあるので、要チェック。 |
大学進学 実績 | 2021年(今年3月) 国公立大学 : 39名(筑波大、東京海洋大、東京学芸大、電気通信大など) 早慶上理 : 18名 GMARCH : 128名 大東亜帝国 : 134名 1~2年前には東京大学や国公立大医学部も出ています。いずれも、高校入学組が高い実績を残しているようです。 |
指定校推薦枠 | 東京理科大、青山学院大、学習院大、中央大、芝浦工業大、東洋大など。 |
その他 | ・中学入学組と高校入学組ではカリキュラムが異なるため、一緒に授業を受けることはない。校舎も異なる。ただ、部活は一緒になるとのこと。 ・ipad活用による教育活動が認められ、Apple Distinguished Schoolに認定されいる。 ICT教育にも力を入れる。 ・中2で海外へ短期留学を行い、中3では選択制で3か月の海外留学ができる。早いうちから海外での経験を積めるようなカリキュラムになっている。 ・成徳大学系列には、東京成徳大深谷中学・高校、短期大学から大学院まである。 |
HP | 東京成徳大中高 HP |
2、入試情報
中学入試
4日間に分けて、合計6回の試験を行います。4科と2科の選択となり、午後が特待生入試となります。
去年の様子から、倍率は高くない為、よほど試験で失敗をしなければ、大丈夫だと思います。
一応目安はあるらしく、試験の50%以上が合格ラインです。また、A特待を取りたい場合は、80%以上、B特待を取りたい場合は、75%以上を取る必要があります。
また、実は帰国子女入試があったりもします。11月末頃になり、試験科目に英語が入っています。
高校入試
高校になると一気に生徒数が増えます。中学では1学年100名に満たないのですが、高校になると。1学年400名以上の生徒数になります。急に人気校になった感じです。とはいえ、受験者数に対する合格者数の割合は高く、そこまで難易度は高くないと考えられます。
コースによる幅広いレベルの受け入れ、特待制度が充実していることが魅力ですね。
単願推薦 (5科目合計)
進学コース 17 / 進学選抜コース 19 /特別進学コース 22
併願優遇・併願推薦(5科目合計)
進学コース 18 / 進学選抜コース 20 /特別進学コース 23
特待生制度
学業によるものと、スポーツによる特待制度があり、この特待生制度の中にA3特待、A1特待、B特待ランク付けがあります。B特待の単願推薦は以前より基準を下げているようなので、チャンスは増えています。
特待生α(学業成績)
単願 ⇒ 5科目24以上または3科目14以上
併願 ⇒ 5科目24以上または3科目15以上
特待生β(文武両道)
単願・併願 ⇒ 5科目20以上または9科目38以上
※スポーツによる実績。個別相談が必要。
特待制度のランクは、内申点での審査のほか、偏差値やチャレンジ試験の成績によって変わります。
チャレンジ試験は一般試験とは別に受験します。そこでの得点率が80%以上であればA3特待。75%以上であれば、B特待というような基準になっています。
免除内容
A3特待 ・・・ 入学金、施設費、3年分の授業料・維持費
A1特待 ・・・ 入学金、施設費、1年分の授業料・維持費
B特待 ・・・ 入学金、施設費
3、中学入学と高校入学で別コース
東京成徳へ訪問する前に決まって地図で場所を確認すると思うのですが、2か所でてきませんでしたか?
これは、高校部と中高一貫部で分かれているからです。校舎も分かれています。
授業のカリキュラムが全く異なるので、普段は一緒になることはなく、あっても部活動くらいとのこと。そんなに分けることないのにと思いながら、最近は高校募集を停止しているところもあるくらいで、なかなか統合が難しいのかと思っています。中高一貫の6年間のメリットを最大限生かすためには、やっぱり高校入学組は別カリキュラムが良いかもしれません。
中高一貫部ポイント
・英語教育に力を入れている。特に中3で体験する3か月のNZ海外留学は魅力的。その他、イングリッシュキャンプや2週間のセブ島での短期留学は英語力のほか、様々な経験を積むことができる。
・中3時の留学は国内と海外で選択可能。海外留学の場合プラス120万円がかかってくる。
・ICT教育にも力を入れており、タブレット端末を使った授業などが充実。
・中高6年間の一貫したカリキュラム
高校部ポイント
・3つのコースに分かれている。入学時の成績によりクラス分けされる。コースは特別進学コースの国公立大を目指すコースから日東駒専レベルを目指す進学コースまで、自分のレベルに応じて様々。
・特別進学コースの中にさらに高見を目指すSクラスを編成。クラス替えの際に本人の意向と成績を加味して作られる。
・高校部の進学実績は堅調。一定の成果が出てきている。
さいごに
東京成徳校は埼玉に近いことから、かつて私が住んでいた埼玉からも通う友達がいました。実際どんな学校なのだろうと気になっていたのですが、学校もきれいで学校法人も安定経営の様でこの先も安定しているのかなと思いました。
ただ、受験者数に対する合格者の割合が高いのが気になるところ。
とはいえ、大学進学実績もしっかり残せているので、そこまで気にすることもないのかなと思います。
やるきがのある生徒に対して、大学合格させる実績はできています。あとは本人次第かと!
中高一貫部の海外留学やICTを用いた教育には将来性をとても感じました。高校入学も良いのですが、中学受験で入学し、それぞれの進路を切り拓いていくのもアリかなと思います。
それでは、この辺で!
( ..)φメモメモ
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