【学校訪問】伝統を貫く誇り!神田女学園中高校へ行ってきました。

更新:2022年5月13日

こんにちは!

本日は、今まで何度か訪問したことはあるものの、なかなか学校説明会に参加できなかった神田女学園へ訪問して参りました。やっと行けたという感じです。。

女子校人気が局在化し、一部の特色ある女子校しか生き残れないこのご時世。他校がどんどん共学化していく中、奮闘している感じが伝わってきました。学校改革のエキスパートである学校長が赴任してから、3年に渡り改革。果たしてどのような状況なのか見に行ってきました。

少しづつ変革の兆しが見えてきた予感??

 

ということで、今回ご紹介するのは、水道橋から徒歩数分。歴史を感じる外観でそびえる、神田女学園へ訪問して参りました。かつて、ありきたりな女子校だったので、「どうかな・・」と思っていましたが(失礼な。。すいません。)、今どうなっているのか、見てきました。

 

それでは、学校情報メモから!

 

 

1、学校情報メモ

 

生徒数  中学校 : およそ100名(各学年2クラス)
高校 :  およそ330名(4~6クラス) 
2020年度で合計505名とのことで上記数値より増加。
    
立地  東京都千代田区神田猿樂町2-3-6
水道橋駅から5分ほど。とても立地が良いです。保護者の方も通学は安心なのではないでしょうか!
    
合格偏差値    中学: 40(首都模試)
 高校: 総合コース43 /国際、高度 53
    
学費中学初年度 およそ120万円
高校初年度 およそ120万円
別に制服や学校指定品の購入費。
    
大学進学
実績  
上智大学、中央大学、順天堂大学、東洋大など
東京女子大、大妻女子大など女子大も(2021年度)
※校長による改革前の生徒なため、これからの実績に期待です。
    
指定校推薦枠日東駒専レベルが多い。
    
その他学校校長が3年前に変わり、学校改革が始まる。新校長は開智日本橋や広尾学園の共学化やIB(国際バカロレア:海外の大学も受けれる認定。大学入学認定試験。)導入の実績がある。
・2022年4月から新たに校長が赴任。前副校長からの昇進。
 かつて、かえつ有明中高の前身となる学校から、現在に地位に押し上げた立役者的な存在。その手腕を買われ、今回校長へと転身。
・新たなコースの再編。外国語に特化した学校になっていくのかと思われるが、今後の動向に期待。
  
HP神田女学園中学高校 HP

 

 

2,入試情報

 

・高校受験

 大きく3つのコースに分かれており、その中で更に細分化された系統に分かれています。

とはいえ、高2でコース変更も可能ということだったので、とりあえず、入り口は気にせず入試にチャレンジしてみたらよいと思います。高校生活でやりたいことは大いに変わることもあると思いますからね。

 

  

 ★GLA 国際教養コース   50名

  ・DDPクラス(ダブルディディプロマ) 留学先と同校両方の卒業資格がもらえる。 

  ・LSPクラス(ロングステイ)    中・長期留学を目的

   単願推薦  3科  11  /  5科  18

   併願優遇  3科  12  /  5科  19

     ※ 英語評価 4以上 または、 英検3級以上が必要。

 

 ★HLA 高度教養コース   50名

 MTクラス (メディカルテクノロジー)  医学・医療・看護系

 ・LAクラス (ランゲージアーツ)    多言語学習

  単願推薦  3科  11  /  5科  18

  併願優遇  3科  12  /  5科  19

     ※ 5科は3科のいずれかが「4」以上必要。

 

 ★ULA 総合教養コース   100名

 ・FDクラス (フューチャーデザイン)  国公立大学・私立大学を目指す。

  単願推薦  5科  16  /  9科  28

  併願優遇  5科  17  /  9科  29

     ※ 5科に「2」が無いこと。

 

 ・DPクラス (ディプロマ)      自己実現を目指す。

  単願推薦  9科の中から任意の5科 で 「15」以上。

  併願優遇  9科の中から任意の5科 で 「16」以上。 

    

ちなみに、入試科目につきまして、、

 

単願、併願、併願優遇は 1科目 で受験となります。。

   国際教養 ⇒ 英語  /  高度教養 ⇒ 英数国から1科目  /総合教養 ⇒ 国語

一般入試は 国数英 3科目あります。

  

・中学受験

外国語を重視したコースとなっています。DDPコースとLSPコースに分かれており、違いはDDPを取るかどうかに尽きると思うのですが、どちらも外国語教育に力を入れて学習していきます。

海外への語学研修や、国際交流などを通して、グローバルに活動できる下地を作っていきます。

 偏差値としてはそこまで高くはないのですが、海外に興味を持ち、やる気のある生徒に関しては、やることは同じなので、立地の良い学校を選べばよいかと。

 

 <入試方法>

 ・1科目~2科目入試

 ・適性検査型

 ・多言語選択

 ・新思考力型

 

 

3,コースが増えて様々なニーズに対応

 

 最近の高校はコースが多岐に渡り細分化され、わかりやすくなったような、なっていないような・・ 内容としては、以前訪問した武蔵野大千代田高校(私の紹介記事はこちら)のような雰囲気を感じました。

やっぱり、外国語教育が重点的に強化されておりました。

かつての神田女学園からの脱却は成功に近づいているのではないかと思います。ダブルディプロマコース(DDP)はそのもっともたるもので、海外の学校と日本の学校を同時に卒業したことにできるこの特異なシステムはまだ国内で広く普及しておらず、導入したことによる注目度は高いのではないでしょうか?

海外の学校で卒業した資格があれば、大学進学の可能性が国内から、英語圏に一気に広がります。

とても夢がありますね! 

 

とはいえ、同校の場合、1~2年間の現地学校への留学が必要となってきます。

 

費用面の問題、安全面の不安。

得られるものは大きいものの、保護者からしたら高校生の我が子を一人で行かせることに不安があるかもしれませね。まあ、それは、考え方の問題かもしれませんが・・

 

いずれにせよ、本人の強い意志とやる気が必要になってきます。

 

 

さいごに

   

コースの変更により、選択肢が広くなりました。 これからの中学受験、高校受験を控える生徒にとっては、悩める学校が一つ増えてしまったのではないでしょうか?

辛いことを言えば、偏差値の低さが目に余るところですが、大切なことは、将来何をしたいかに尽きると思います。

だから、そこは気にしなくてもいいと思います。 

 

塾長としては、「できるだけ偏差値の高い学校を目指し、合格実績くれー。」といいたいところですが、それが生徒のためになっているのか? 

そう考えたときに、たとえ、偏差値が低くとも、本人と保護者の意向に沿ったものであれば、そこを目指したらよいと思います。自分で選んだ学校に入って、チャレンジしてみるって素敵ですよね!

 

 

とはいえ、話は変わりますが、、

果たして、この新たな取り組みを魅力と感じ、どれほどの生徒が集まるのか??そして、大学進学実績がどのように変化していくのか?

 

 

今後の動向が気になる学校でした。

    

 それではこの辺で~(*^-^*)

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