こんにちは! 今回は2021年に学校名を聖徳大付属女子から光英VERITAS(ヴェリタス)へ変更し男女共学化へ舵を切ることとなった千葉県松戸市にある私立中学・高校へ訪問して参りました。
ちょっと、、都心に住んでいる方ですと、最寄り駅を降りた途端から、「田舎だな・・」と思ってしう可能性は大です。しかし、百聞は一見に如かず。これはこれで良い所アリです。新たになった学校の勢いは、少し遠くても通うに値する価値があると思います。
千葉県内に住まわれている方でしたら、ぜひ検討してみも良いと思います。
それでは、学校情報メモから行ってみましょう!
もくじ
1、学校情報メモ
生徒数 | 中学校 : 191名(2021年)7学級 高校 : 362名(2021年)15学級 |
立地 | 千葉県松戸市秋山600 秋山駅から徒歩10分ほど。駅を降りてから駅前に地図や案内などが無いので、事前に調べておく必要があります。私は初めてだったのですが、迷いました。 |
合格偏差値 | 中学: 48(首都模試) 高校: 51 |
学費 | 中学初年度合計 120万円ほど(諸経費や後援会費で13万円ほど、ほかipad,ICT教育関連費も含む) 高校初年度合計 120万円ほど ※別に制服や修学旅行費、校外学習費もかかります。 (学費はちょっと高めだと思います。) |
大学進学 実績 | 国立大学:東京工業大、千葉大、東京学芸大など、数名。 私立大学:上智、東京理科大、GMARCHが数名ずつ。 卒業生全体の3割ほどが付属の大学へ進学。 |
指定校推薦枠 | 付属大学があるからでしょうか、あまり説明はなく。 付属大学他、上智大、法政大、日大、国学院大など。 |
その他 | ・2021年より男子学生の募集。 聖徳大学付属女子学校から学校名を「光英VERITAS(ヴェリタス)へ変更。 ・トルネード・ラーニングと呼ばれる学習方法で主体的な基礎学力、非認知学力を高める取り組みを実施。 ・男子学生の入学で野外部活動が活発に。新たに硬式野球部、バスケットボール部を創部。 ・聖徳大学付属小学校も隣接している。大学は松戸駅近く。 |
HP | 光英VERITAS HP |
2、入試情報
①中学受験
2021年は男子38名、女子64名が入学。
年内の12月1日に第一志望入試を実施。その後、年明け1月後半から2月にかけて、第1回~
3回まで一般入試を実施。また、適性検査や英語入試など、時代に合った入試も導入に踏み切っている。
・複数回入試にチャレンジした生徒には加点あり。
・英語検定合格者には級に応じて加点制度あり。
また、特待生入試もありますので、ちょっと家計にあまり余裕が・・でも、何とか入学させたいということであれば、こちらを狙うのもアリですね!
②高校受験
2021年は男子47名、女子84名が入学。
千葉だからなのでしょうか?都内に比べ、試験開始日が早い!!前期入試Ⅰは1月17日、18日です。
以下、同校で特徴的なポイントだけ挙げていきたいと思います。
・入試科目数を選べる
同学校の入試は珍しく、5科目と3科目を選択可能。5科目の場合、特待選抜入試として、特待生を狙えるチャンスがあります。
また、5科目で受けて特待生がダメでも、3科目(国数英)の点数が合格点に達していれば、合格にもなる。
じゃあ、「5科目でみんな受験したらいいじゃん!」とはいえ、私立第一志望で5科目勉強するにはリスクがあるので、公立受験組が抑えで受けていく感じになるかと思われます。
・併願推薦、単願推薦
単願推薦 19以上 / 特待生 21(加点加味なし)
併願推薦 20以上 / 特待生 23(加点加味なし)
なお、これは3学年5教科の評定合計となります。都立のように、3年の成績のみという訳ではないので注意!
・加点について
推薦の加点については、他の学校とほぼ同じです。英検、数検、漢検や生徒会などにより内申加点はまちまち。ただ、特待生の推薦については加点の制度はないので注意。
また、推薦基準に満たしていない生徒でもスポーツなど活動実績次第では特待生を取ることが可能です。
この他、一般入試による加点もあります。3科受験に限るのですが、英検準2級以上を持っている生徒にはそれぞれ加点制度があります。帰国子女には15点加点されるので、これはおおきいですね。。
3,広大な土地で伸び伸びと教育。
都内の学校ばかり見ているからでしょうか。。
校舎や校庭がとても広く感じました。都内になると、なかなか広い校庭を持っている学校は少ないからか、同校に来て少し感動を覚えました。都立の公立校でもあそこまで広く教室を取っているところはないのではないでしょうか。
やっぱり、若いうちは広い場所で伸び伸びと学校生活を送ってほしい。そんな保護者にはぴったりだと思います。
4,トルネード・ラーニング
また、偏差値に縛られず、本人の興味を伸ばそうとする教育方針が良いと思いました。
トルネード・ラーニングという、少し物騒なネーミングですが、小笠原流礼法教育を土台とし、学校教育のなかで、学ぶ力や非認知能力(リーダーシップ、忍耐強さとか協調性などの数値で表しにくい能力)を育てていく方針は素晴らしいと思いました。
その行く末として、「地球を守る自覚と実践力のある次世代リーダー」の育成を目標としています。
さいごに
「学校とは何だろう?」と考えたときに、やはり、社会に出て自分のやりたいことができるように育ててくれるところなんだと、漠然と感じました。
都内の学校は進学実績をアピールしますが、同校はもっと落ち着いた時間の中で、自分の興味のある分野を探求してほしいとする思いを感じました。
しかし、とはいえ、大学進学実績は結局、その人の能力がどれほど伸びたのかを測る物差しにもなります。偏差値はそこまで高くはないのですが、都内の低めの偏差値でも頑張っている学校に比べれば、まだまだ頑張れるのかなと思える状況。
もともとの学校方針もあるとは思うのですが、やはり、ある程度の大学レベルに到達する生徒がもう少し出てもおかしくないのではないかなと、大学進学実績を少し気に留める私でした・・・
最後は少し辛口コメントですが、生徒それぞれの方針にあった学校選びが重要です。
どの学校が正解かは、生徒ひとりひとり異なります。
ということで、この辺で。。
それでは!( ..)φメモメモ
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