こんにちは!学校訪問をする中で、最近聞くようになったこの言葉。
みなさまご存知でしょうか?
私もざっくりとしか知らないので、詳しく知っている方はあまり多くはないと思います。
ということで、調べてみました。
国際バカロレアとは「international Baccalaureate」を省略して 「IB」 と呼ばれています。
簡単に説明すれば、資格の一種で、これを取得することによって、日本国内のみならず、海外の大学へも進学する権利を得ることができます。
文部科学省の推進するHPを参照すれば、「国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的とする。」ということです。
そもそも、「日本の高校を卒業すれば、海外の大学も入れるんじゃないの?」と思っていた方・・
大きな誤解です。
海外の大学に入学するには、推薦状や学校の成績証明書、「TOEFL」や「SAT」のスコアが必要になってきます。
いずれにせよ、日本で学ぶ勉強以外に勉強が必要で、とても大変ということです。
しかし、「IB」を取得すれば、成績面に関しては、テスト結果に応じて大学に出願・入学することができます。
なので、日本の高校で勉強しながら海外大学へ挑戦する権利を得られるのです!
ただ、この「IB」の授業を受講すればいいわけではなく、「IB」は取得するために2年間の授業と6教科試験に受験しなければなりません。 そして、合格点を取らなくてはならないのです。
更に、良い大学を目指すのであれば、試験で良い点を取っておく必要があります。また、テストの点数だけでなくコア教科と呼ばれる必修科目も評価に影響してくるので頑張らなくてはいけません。
なお、言い忘れましたが、「IB」には、年齢に応じて、プログラムが異なります。
①3~12歳 PYP(Primary years programme)
②11~16歳 MYP(Middle years programme)
③16~19歳 DP(Diploma programme)
④16~19歳 IBCP(Career-related)
通常高校生で取得するのは③番目のDPです。なので、上記の話はDPを念頭に書いています。
日本にはDPの他、PYPから取れる学校もあります。幼少時から英語教育をさせたいという方は探して通わせるのも良いかもしれません。
(参照:IB教育推進コンソーシアム)
なお、最近では、日本語版のDPも出てきているようです。
今までは英語にしか対応していなかったので、取得のハードルは高かったのですが、日本語版があれば、少し負担は軽減するのではないでしょうか?
とはいえ、海外の大学を目指すのであれば、それ相応の語学力はあった方がいいので、将来的に見たらいいのか悪いのか・・
ということで、最近日本の高校でも耳にすることのある国際バカロレア(IB)とは海外大学へ挑戦できるチケットみたいなものということでした。
ただ、取得するには、かなり大変。費用も労力もかかる。本当に必要なのか?
一度しかない高校生活です。
果たして、どのように過ごすべきなのか?
少なくとも、誰かに言われてやらされるものではないということは確かです・・
自問自答して、よく考えて選択することが必要だと思います。
その他にも、最近の学校ではダブルディプロマ(DDP)や長期留学を組み込んだカリキュラムがあります。そういったやり方でも、自分の目標を達成できるのであれば、検討してみてもいいかもしれません。
それでは、この辺で・・( ^^) _U~~
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