こんにちは。今回は大学付属ということで、教員養成に定評のある文教大学付属の学校へ行って参りました。旗の台にあるのですが、私の行動圏は千葉・埼玉よりの東京なので、あまりなじみのない土地。
初めて訪問したのですが、賑わい・味のある商店街に魅力的なお店、ちょっと立ち寄りたくなる定食屋などがあって魅力的な街でした。
ということで、、そんな、事はどうでもよく、、駅を降りて商店街を数分進めば、すぐそこに・・学校が見えてきます。
立地はとてもよく、校舎もきれいなので、「なんか人気でそうだなー」 と想像しつつ訪問させて頂きました。同校は校長が今年より変わったとのことでこれから期待できるのかどうか!?
それでは、まず学校情報メモから!
もくじ
1、学校情報メモ
生徒数 | 中学校 : およそ500名 高校 : およそ800名 ※高校からの募集アリ。学年にもよりますが、高校で7~8クラス。 中学で4~5クラス。 ※男女比は男子が少し多め。 |
立地 | 東京都品川区旗の台3-2-17 旗の台駅から徒歩5分ほど。商店街を抜ければすぐ。その他、荏原駅からも近く、駅からの立地は申し分ない。 |
合格偏差値 | 中学: 41(首都模試) 高校: 55 |
学費 | 中学、高校初年度はともに110万円ほど。 ただし、別途に制服や学校指定品の購入、タブレット(12万ほど)が別途かかってきます。 |
大学進学 実績 | 2021年(今年3月) 国公立大 千葉大、信州大、東京外国語大、東京学芸大、防衛医科大など。合計14名。 私立 GMARCH、日東駒専レベルが多い印象。各々70~80名ほど。 早慶上理も合格者が出ており、18名(2021年)とのこと。 なお、付属大学への進学も可能。かつては3~4割が付属大学へ進学していたが、今年は1割が付属。残りは他大学へ進学した。 |
指定校推薦枠 | 法政大、日本大、東洋大、専修大など。 |
その他 | ・今年度より学校長が変わり、もと公立学校教員ということで、知見は豊富。これからの、取り組みに期待。 ・キャリア教育として、オリジナルキャリアノートを使った授業あり。 ・大学体験授業も可能。様々な大学の授業に参加し、これからの将来について考えるきっかけにできる。 ・B-ステ(文教ステーション)と呼ばれる、校内にある塾のようなシステムあり。最近は、学校内に塾を併設するところも出てきておりますが・・ 授業で足りない分の補講といった感じでしょうか。 |
HP | 文教大学付属中学・高等学校 HP |
2,入試情報
・中学入試
少しづつ倍率が上がってきているようです。大学付属人気も追い風になっているのでしょうか。実質倍率は第1回入試で1.7倍ほど。かつては1.2倍くらいだったとのことだったので、上がってきています。また、第5回入試になると3倍を超える倍率になっています。
入試方法は2科、4科の選択。まず、2科で合格者数の8割を決め、残りの2割を2科のボーダーに入らなかった4科受験生から選んでいく方式です。
なので、4科で受験すれば、一回の試験で合格するチャンスが2回あるということですね。
なお、適性検査型「みらい創造入試」は今年度から廃止となるそうです!
その分、第2回と第3回の合格者数を増やすようです。
・高校受験
高校受験は実質倍率はほぼ1.0倍となっております。ちょっと、歩留まりがわるいのかな・・という感じもします。定員に対して合格者数が多めです。この地域は競争力のある学校がひしめいています。生徒確保も大変なのかな・・と思います。
ということで、行きたいと考えている生徒はチャンスです。
今年は他校と差をつけるためか、第2回目の試験日をずらしているようです。受験前に要チェックです。
入試方法は推薦試験と一般試験の2通り。
◎推薦試験
出願基準 3科目(国数英) 12以上
5科目(国数英理社) 19以上
※英検、漢検、数検3級で加点1。 英検準2級で加点2。
※定員は70名となっております。
◎一般試験
第1回~第3回 国数英 50分
※併願優遇を受験の生徒も基準によって同じ回で試験を受けてもらうことにります。
なお、併願優遇の基準は
第1回、第2回 3科 14 / 5科 22
第3回 5科 24
※加点は推薦試験同様となっています。
3,教員養成に定評のある文教大学付属
教職員を目指す人なら、知らない人はいないほど、文教大学は教員養成に強みのある有名な大学です。かくいう私も一人の教師を目指すものとして、受けようと思いました。(結局、受験してないですが・・)
説明会でもアピールされていました。2020年度で小学校・中学校の教員になった卒業生が全国1位とのことです。すごいです。合計して、300名以上を教師として輩出しています。予備校や塾など、教育関係も含めれば、もっと多いのではないかと思います。
なお、文教大学は教員養成の教育学部だけではありません。
★越谷キャンパス ・教育学部 ・人間科学部 ・文学部
★湘南キャンパス ・情報学部 ・健康栄養学部
★東京あだちキャンパス ・国際学部 ・経営学部 (2021年4月スタート)
ということで、新たなキャンパスもでき、大学付属高校としては選択肢も広がったので、気になる方は受験もアリだと思います。
(内部進学者もこれから増えるかもしれませんね!)
4,なぜ、あまり倍率が高くないのか・・?
これだけ、教育環境、好立地、大学付属までもそろっていて、どうしてもっと倍率が上がらないのか?
私には疑問に思えて仕方ありません。
以前訪問した、城西大付属城西高校(参考までに以下リンク)に似た何かを感じました。
どちらも、大学付属で立地も悪くありません。
成績は50そこそこですが、偏差値50レベルは一番多い層ですから、もっと受験しに来る生徒が多くてもいいような気もするのですが。
共通して言えることは、どちらも大学付属への進学者が少ない・・
やっぱり、大学へのメリットを感じていないご家庭が多いのかもしれません。
どうせ大学へは行かない、もしくはもっと違うところへ行きたいと考える保護者からすれば、大学付属といえど、魅力は他の一般高校と同じなのかもしれません。日大付属とか、東海大付属に比べると知名度など、見劣りしてしまいますし。
もし大学附属でなかったとして、その学校を選ぶかと言われれば、確かに「どうしようか・・」と迷うのも分からなくはないような・・
とはいえですよ、私個人としては、大学に魅力が無くても、もしどちらか選べと言われれば、大学付属選びますけどね!
その、どちらかという選択肢が多いんで、東京は困るんですが・・(-_-;)
さいごに
文教大学附属ということで、今人気の大学付属カテゴリにーには入るものの、あまり倍率は高くないということで、将来「教師、学校職員になりたい!」という生徒にはもってこいだと思います。
学校もきれいで、駅から近いので、学習する環境としては十分です。また、個人的には学校の設備が充実していたので、これからも設備投資には積極的だと感じました。
新たな大学の学部やキャンパスを新設することからも資金は潤沢?にあると思われますので、(その分とられるかもしれませんが。)この先、変動の激しい社会の波もきっとオンタイムでとらえてくれるのではないかと期待しています。
いずれにせよ、学校の方向性は校長先生と理事次第です。この先、どんな流れを作っていくのか?例えば、倍率を上げたいとか、教育の質をもっと上げたいとか、見ていきたいと思います。
少なくとも、今の時点では、良い方向へ進んでいるのではないかと、私は思います。(偉そうですいません・・。)
ということで、偉そうでしたが、私の見解でした。
それではこの辺で( ^^) _U~~
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