あのメイプル超合金のカズレーザーがおすすめする一冊でもある、「ケーキの切れない非行少年たち」(宮口幸治著・新潮新書)を読みました。
とても考えさせられる本でした。。
幸い塾なので、そこまで大変なことはないのですが、義務教育として学校で指導されている先生方には避けて通れない道かと思います。
さて、、
このままだとなんの話をしているのか、、わからないと思いますので、簡単に本の概要だけ説明できればと思います。
超簡単に申しますと、
犯罪を犯す人の中には、ある一定数障害を持った人間がいるということです。そして、それは早期に気づいてやり、サポートが必要であるということ。
学習面、身体面、社会面の3つのバランスが重要ということが書かれており、どれか一つでもかけていると社会に出て、何かしらのトラブルや犯罪につながるということでした。
そもそもの認知力に問題あり?
犯罪者の中には、そもそも何が悪かったのか分かっていない者もいるようです。 受け取る情報がゆがんでいたり、情報を受け取れても分からないことがあるようで、反省させる以前の問題があるようです。
何が問題だったのか分かってもらえないことに関しては、いったいどうしたらいいのだろうと思いました。
ここでは 「コグトレ」という同著者が書いた、基礎能力トレーニング本を使って改善を目指すという解決方法が書かれていました。
そこで、さっそく、私も購入してみまたのですが、それは、別の機会で、紹介したいと思います。少なくとも塾で使うことはないかな・・
私も指導する側としてなかなか伝わらないこともあり、分かりやすく指導しようと苦心する毎日です。
ただ、時に、全く伝わらない生徒がいることも確か。 犯罪者とはかけ離れますが、解釈がゆがんでいたらどんなにわかりやすく・丁寧に教えても伝わらないよな、、と思えてきます。そもそも、分かりやすくとはどういうことだ? 人によって持っている情報や受け取り方は異なるし。。
で、、その場合どうしたらいいんだ・・
結局はわかるレベルまで下げて説明するしかないのかなと思っています。そして、理解できたか演習を通して確認。もしできていなければ、分かっていないということ。
もしくは、練習を通して、体に覚えこませるしかない。
「理解してから!」とか言っていたら、一向にできるようにならないかもしれないので・・
あとは、生徒によって説明レベルを変えないといけないということだと思います。
褒めるだけでは解決しない?!
「褒める教育が問題を先送りにしかなっていない。」というご指摘。強く印象に残っているのですが、時には叱ったり、強制することも必要ですね。
生徒側としては叱られなければ、気分よく楽しめるかもしれませんが、実際は問題の先送り・・いつかは直面する問題にどこで向き合うか。
タイミングが難しいですね。。私は早めに気づかせてあげた方が良いと思っています。だから、言うときは、良いこと、悪いことできる限り明確に伝えるようにしていますが。
あたりまえでは?? と思われる方もいると思いますが、これが難しいです。。勉強のやる気とリンクしていることもあるので、、
うーん。難しい課題ですね。
引き続き指導の仕方について考えていく次第です。
それでは、今日はこの辺で・・
それでは($・・)/~~~
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