【それでいいの?】付属大学への進学で本当にいいの?

こんにちは。 とても悩ましい問題です。

私の心の中には、いろいろな想いが葛藤していて、とても判断がつかないです。「生徒の行きたい方を勧めてやればよい。」それもできます。

しかし、将来を考えてそうも言えない自分がいます。

 

 

近年、大学付属高校や中学がいたるところで話題になっております。それもこれも、とにかく人気なんです。。

 

例えば、中学受験に関し、芝浦工業付属校であれば、10年前に比べ偏差値が10以上も上がっています。その他、早稲田、立教など付属中の偏差値は上昇傾向にあります。

これは、中学受験の人気に伴う上昇もありますが、早くから大学までの筋道をつけたい保護者の意向もあると思います。

 

更に、追い打ちをかけて、大学入試制度の改革が伴い、大学まで行かせたい保護者は先の見通せない状況に不安を覚えています。

できれば付属大学という名の後ろ盾があった方が、良いと思うのは自然なことかと思います。

 

高校受験に関しても付属大学は、もちろん人気です。

高大連携など、大学との連携をする高校が増えてきています。エスカレーター式に大学へ上がれる制度にメリットを感じ受験する生徒は多いはずです。

 

 

それで、ここで、問題になってくることが、

 

付属の大学へ本当に行きたいの? 

 

 

ってところです。さらに・・

 

そもそも、行きたい学部ある?

 

 

けっこういるんです。人気でレベルも高いから、とりあえず付属高校や中学へ入ったけど、気づいたら行きたい学部が無かった・・。さらに、高校生のうちに自分の興味が変わってしまったという生徒もいるでしょう。。

 

「なんで、そこ選んだの?」と思うことが度々あります。

 

 

もちろん、校風やレベル的にも自分に合っていて、そもそも付属大学への進学を希望していないという生徒もいると思いますので悪しからず。。

 

流されないように気を付けてほしいところです・・

 

 

大学付属という、いざというときの保険は、将来の生徒の道を考える上であんまり役に立たないどころか、生徒の興味や能力を制限しかねない。

そんな可能性も隠れていると思うようになってきました。

 

大学側からすれば、安定した生徒確保ができるので、メリットは大きいと思います。一方、将来を見据え、可能性を秘めた生徒が格を落としてしまうこともあるということです。

 

 

とある、生徒は付属高に入りました。

 

頑張って努力することのできる優秀な生徒です。なのに、自分の可能性に挑戦しないまま、大学付属という名のゴールドチケットに胡坐をかいていました。

 

そして、能力を発揮することなく、何となく部活漬けの日々を送る。そして、付属の大学へ。学部は入れるところ。

 

 

これでいいのか?

 

 

もちろん、宜しくはないと思っています。

 

大学付属へ入れば必ず大学へ行けるわけではありませんが、一度入学してしまえば、ヘマをしない限り、中学生あるいは高校生のタイミングで大学進学は保証されます。

 

しかし、私はもっと視野を大きく持ち、可能性に挑戦してほしいと想っています。

 

 

付属中学、高校に対しネガティブなことを書きましたが、もちろん、メリットはたくさんあります。見事にハマっている生徒がいることも確かです。

 

今まで、学校訪問をしていく中で沢山気づかされたこともありました。

 

例えば、ある学校では付属大学の授業を受けられたり、先輩との交流する機会が設けられていたりと、将来の見通しがつきやすくなります。

もともと、やりたいことが固まっていて、その学部に入りたいという想いが、入学時からあれば、将来有望で成長著しいと強く思いました。

 

もしくは、「大学はここしか行きたくない。」と決まっているパターン。

 

 

ただ、そうでなければ、惰性に流されかねない危険な選択でもありえるのかと思いました。

  

 

付属高校に通っている生徒の進路相談。

とりあえず、大学に入れればよいのか?それとも、本当にやりたいことなのか考え、付属大学への進学を一つの選択肢として考えるのか?

 

たとえ、GMARCHや早慶のようなブランドがあったとしても、自分のゆく道を通すことができるのか? きっと親の想いと生徒の想いとの乖離が出てくると思います。

 

 

少なくとも、私は生徒に将来をしっかり考え、挑戦してほしいと思っています。

 

能力があると感じる生徒には特にそうして欲しいと願っています。

 

ただ、現実はそう行かないんですよね・・  

 

 

 

 

付属だとそこまで勉強しなくても大学へは行ける?

 

この付属上がりという差が、就職活動でも見られていることを知るのは数年後・・ 

おっと・・

 

 

 

それでは、この辺で。。( ^^) _U~~

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