こんにちは。受験の時期が近づいてきました。 そして、面談も多くなってくる今日この頃。
私は保護者だけでなく、生徒とも面談をします。すると、必ずと言っていいほど、生徒と保護者の間に温度差があることがわかります。
生徒はまあ、この辺でいいかと思いがちですが、、保護者は「できればもっと頑張ってほしい。」と思っています。
志望校に関しても、あまり将来を考えない我が子に心配し、積極的になる親がいる一方、生徒はどうでもよさそうにしていたり。。
そんな中、私の役割は双方の話を整理し、みんなにとってハッピーになれる提案で方向性を決めることだと思っています。平行線のまま終わることもありますが、必ず交わる点があると信じて頑張っています。
さて、保護者と生徒の関係は毎年、2パターンに分かれるような気がします。
一つが、保護者と協力パターンで、もう一つは保護者に非協力的なパターン。
前者は女子生徒に多く、後者は男子生徒がほとんどです。
協力型には女子生徒が多く、
親と子の仲が良く、生徒は保護者と一緒に受験勉強を楽しんでいるような気さえします。どの学校にしようか、選ぶのが楽しいような。。
この場合、うまく連携取れているので、あまりにも理想と現実が離れていない限り、口を挟まないようにしています。
面談もスムーズにいくのですが、たまに情報量が多すぎ、あれもこれも良いと思うようになってしまうことがあります。そうすると収集がつかず、何も決まらなくなってしまいます。
この時だけ、一番重視する箇所だけ残し、あとは切り捨てるようアドバイスします。たいていは、初めに選んだところが良いことが多いような気がします。。
魅力的な学校が多いので、迷うのも仕方ないです。。 どの私立校もそれぞれ特色があり、捨てがたいですよね。
非協力型では、男子が多いです。
親に言われることを鬱陶しがり、一緒にいたくないオーラを放っていることが多いです。。私もそんな時期を通りましたが、そんなもんなんですかね。。
ただ、これは正常な反応だと思っています。独立していく兆候ですので、悪しからず。
一緒に見守っていきましょう。
このタイプは、コミュニケーションが取れていないので、行きたい、行かせたい学校の話ができていないことがほとんど。なので、志望校が決まっていなかったり、その場で確認したり、決めることが多いです。
その場で、生徒の想いを知る保護者も多々。
反抗期の生徒は気難しく、第三者を挟んだ方が、落ち着いてスムーズに志望校を決められます。 「早く方向性を決めたい。」、「内申点が出て、志望校を変更する必要が出てきたけど、なかなか話が進まない。」という場合は、無理に当事者間で話し合わず、第三者を入れて話した方が早いです。
反抗期の生徒は、保護者に対して謎のバイアスがかかるので、なかなかうまく話が進まなかったり・・
さて、協力型と非協力型の話をしましたが、対応が難しいのはこの非協力型です。
私の面談では、保護者と生徒のギャップを埋めていくように努力しています。また、その場で話さない、話したくない生徒もいるので、あとで生徒に聞いたりもします。
生徒から話を聞くときは、聞くだけでなく、私から親のメッセージも伝えるようにしています。
生徒は保護者に言われるよりは、他人から言われた方が落ち着いて聞けることがほとんどです。
保護者がどう思っているのか。どれほど心配しているのか。何を期待しているのか。
子どもはなんだかんだ言っても、親から愛されようと、期待に応えようと頑張るものだと思っています。(良い点数を取った時は、必ず親に見せに来ますよね。)ただ、反抗期になると、そう素直にできないのかもしれません。
勉強をやりたくない気持ちがあれば、受験に対する不安もある。期待に応えたい思いもあれば、親の言うことを聞きたくない自分もいる。
第三者としての私の言葉は、必ずしも生徒の心に届いているとは思いませんが、聞いているのは確かです。
それが、この先どう影響してくるのか、わかりませんが、一人の生徒を預り、立派に将来を見つめさせなければならない事を考えれば、伝え続ける努力を、私がする必要があると思っています。
生徒にはもっとこうすれば、ということを親の意向も含めて伝えています。
中学生の場合、特に、なかなか親の期待通りには行きませんが、なるべく生徒の想いと重ねる努力。
生徒の性格を把握し、信頼を得るべく時間をかけて対応していきたいと思っているこの頃でした。
深く考えすぎて、気に病む前にお気軽にご相談下さい。
それでは、この辺で~( ..)φメモメモ
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