こんにちは。少子化やICTの活用で制度がいろいろ変わってきていますね。
ちなみに、現在の小学校1クラス当たりの最大人数をご存知ですか?
なんと、、40人なんです。
「なんと、、」といった表現に違和感を覚える方もいると思います。都内など、子供が流入してきている地域であれば、1クラス当たりの人数が36、37人とか当たり前だと思うのでご存知の方も多いと思います。
一方、子供の数が流出に転じている地域からすると、「知らなかった・・」となると思います。
そもそも、少子化の現在。なかなか、1クラス35人を超えるのは珍しいのではないでしょうか。(当塾の周りの学校の話をきいても35人を超えるクラスはレアケースかと・・)
そんな中、新たに、小学校の1クラス当たりの最大人数が2021年度から5年かけて、40人から35人以内になることが決まりました!!
恐らく、36名以上の生徒を抱える学級担任はかなり助かったと思うことでしょう。負担が減り、より手厚く生徒に接することができるようになると喜んでいるかもしれませんね。
また、保護者側からすれば、より我が子をしっかり見てもらえると、安心するのではないでしょうか。
しかし、問題点もあると思うんです。
まずは、生徒数が急に増えた時はどうするのか。
例えば、35人のクラスが2クラスあって、1名転校してきた場合はもう1クラス作って3クラスにするのか? その場合、23~24人のクラスが3クラス?
そして、その場合、そもそも空き教室はあるのか? 急に1クラス分の担任をつけることはできるのか?
うーん、謎ですね・・
更に、手厚くなるのはいいのですが、果たしてこの恩恵がどれほどの効果を生むのか?
そもそも、少子化のこのご時世で、わざわざ最大人数を35人にしなくとも、自然と35人以下になっていくのでは?!と思ってしまうのは私だけでしょうか・・
だから、みんなが喜べるわけでなく、恩恵を受けるのは一部の人口が集中するエリアのみかと。既に30名くらいのクラスでは何も変わりません。
(戦後のベビーブームくらいに実施していれば、違うのでしょうが・・。)
それなら、もっと斬新的に1クラス15名くらいにしてもらえれば、もっと面白くなってくるのにな。と思いました。
担任の先生も、一人ひとりの生徒をよく見れますし、授業準備もしっかりできるようになるので、頑張る生徒も増えてくるでしょう。公立中でそんなことができたとしたら、多くの眠れる才能が開花するかもしれない。
想像するとワクワクしてきますね。
でも、そうなると、少人数制や手厚さを売りにしている私立の学校は立場がなくなってしまうかもしれません・・
ちょっと、話はそれましたが、私が言いたかったことは、35人学級に関し、結局、成果を残したい政府の意向が強いのではないかということ。
そうでなかったとしても、疑いたくなってしまいます。
個人的には別にそんな35人にしなくとも・・
という想いです。
それより、低下し続ける出生率を上げることが先決なのかなと思ってしまいます。出生数を増やし、教育の質も上げてもらえれば、それはすばらしいことかと。教育の力を大きく発揮させるには、まず、その対象を増やしていった方が良いのでは。
とはいえ、子供が多かったら今回の改定はあったのか・・ と考えたとき、、疑問ですね。多くの混乱が一斉に出てくることを懸念し、やってないかもしれません。現状以上の担任が必要になるし、予算も大きくなる。
もしかしたら、今回の改定は、少子化だからこそ、できた改定なのかもしれませんね。。
と考える今日この頃でした。
それでは、今日はこの辺で・・( ..)φメモメモ
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