こんにちは。 皆さんご存知でしたでしょうか。
再来年2023の都立入試からスピーキングテストが導入されます。
以前は、来年(2022年)から実施されると言ってたのですが、それは新型コロナウイルスの影響もあって延期され、再来年からとなりました。
いきなりの延期に疑いの眼差しを向けていましたが、実行されるようですね。
つい先日、公立中学に通う生徒もプレテストを受けたそうで、「できたー」、「できなかったー」いろいろと感想はありましたが、現実味を帯びてきたことに対策の検討しなければならないと、密かに危機感を感じています。
(既に、対策用のアプリはあるのですが、いまいちしっくりこず。やっぱり、人海戦術でやるのが一番ですね。もし、何かいいのがあれば教えてほしいです。)
個人的にはこの改革のスピード感といいますか、英語の指導要領が変わってからいきなり出てきた感じなのですが、嫌いではないです。現にこれから国際化するうえで必要なことは自明ですから、義務教育として学ばせておくべき一つの生きていくスキルになるかと思います。
日本はそもそも、経済が豊かで日本国内で人生を全うできるほどだったのですが、これから先どうなることか。現在進行形で世界各国の国々がつながり、国際化していく中、英語が喋れない国民がほとんどというのはかなり将来が危ぶまれる状況なのかもしれません。
そんな危機感もあったのかと想像できるのですが、そんなときに国際的なイベントでもあるオリンピックがありつつ、それと共にやって参ったのが、
スピーキングテストの導入。
具体的には東京都教育委員会のHPに載っている資料を見るとわかるのですが、概要だけ備忘録として残しておきたいと思います。
~おおまかなまとめメモ~
☆スピーキングテストの名称は「ESAT-J」(English Speaking Achievement Test for Junior high school students)
☆タブレット端末を使用し、イヤーマフ(防音用)とイヤホンマイクを使って録音。録音した音声を採点。
☆評価方法はA~Fの6段階。各々点数が定められており、この点数が都立入試の学力検査の得点と調査書の得点(合計1000点)に加算される。 なので、合計が1020点になる。
ちなみに、A⇒20点 B⇒16点 C⇒12点 D⇒8点 E⇒4点 F⇒0点
ということは、最大20点とすると、合計点で内申点1上げるとだいたい4.6点になるので内申点5上げるのと同じくらいです。つまり、スピーキングという教科ができたものとして考えてもおかしくないです。
※この評価は中学校の調査書に記載されることになります。
☆会場は中学校や高校、外部会場を利用する。ただ、中にはどうしても受験できない生徒もいるので、その場合は学力検査の英語得点から仮の結果を出し、総合得点に加算するよう。
っとこんな感じで、簡単にまとめてみたのですが、まだまだ課題はありそうです。
プレテストに受験した生徒に聞いたら、周りの生徒の声が結構聞こえてしまったとか、設定をじぶんでするらしいのですが、手間取ったなどなど。
これから、英語の授業で対策などが講じられ、スムーズな運営と平等な試験環境が整えばと思っています。
詳細が更新されましたら、またブログで上げていきたいと思います。
とはいえ、、タブレットやイヤホンなど、やっぱり、東京都はお金があるな・・と。。「今年だけで、どんだけタブレット購入したんだろう。」と思ってしまいました。
他の都道府県の状況などあまり把握できていなのですが、東京だけだとしたら少し教育格差が出てきてしまうのではないかと。また、スピーキングの練習を取り入れるにあたって、英語教員の負担が更に増えることを考えると、学校英語教員をやっている先輩の疲弊した顔が思い浮かび心配です。
これからの国際社会に向け、言葉は重要なツールなのですが、その改革に伴い、人手不足や教育格差などがより広がることが想像できます。
より公平な教育機会の提供が今後の課題になってくるのではないかと、他人の心配をしている場合ではない私は一人考えておりました。
それではこの辺で( ..)φメモメモ
コメントを残す