こんにちは。 寒い日が続くと思いきやそこまで寒くなく、家では暖房をつけずに厚着して粘る塾長です。
さて、冬の忙しい時期ではありますが、学校の定期テストの結果、塾内で模擬試験をやった結果やらが全て帰ってきました。結果に一喜一憂した過去も、過ぎ去りつつ、塾生は来年に向け、決意を新たにしてくれていることかと思っています。
さて、戻って来たこのテストたちの結果なんですが、、見て気づくことがあります。
それは、何かというと、英語に関してなのですが、
「英検®を当てにして、学校のテストも期待すると痛い目にあう。」
ということ。。
中学生においてですが、英検3級だの準2級だと、中には2級を持っている人もいますが、持っている(合格している)からと言って、テストの点数に比例して良いわけではない。。
前回の後期中間もそんな例の一つでした。
ある生徒は、中2で3級をとっていますが、もう、テストがさんざんでした。。
「えっ なんで??」
とおもいつつ、これが初めてではないので、英検®とは何なのだろうとつくづく思います・・
「一応、中学3年生レベルの文法までは修得しているはずなんだけど。」
恐らく、読者の方のお子様や生徒さんにも心当たりがあるのではないでしょうか?
この傾向は今年に入ってから顕著にみられるような気がします。これは中3生にも言えます。
英検3級を持っていても評定で「2」を取ってくる生徒もいました。
今年になってから新指導要領に変更があったのですが、大きく影響しているのかと思います。
まず、テストの傾向としては、リスニングが増えたということ。
以前は全体の10%くらいでしたが、今では30~40%くらいまで増えている実感です。
しかし、ここは問題ではありません。むしろ最近の生徒は耳が慣れているのか、問題が容易なのか、リスニングは軒並みよくできていました。さらに、得点源になっている感さえします。
問題は何かというと、ライティングです。
今までにない形式で問題が出てきます。例えばグラフから読み取って自由に英語で文章を書く問題や身近な状況から推測して場面ごとにセリフを英語で書くような問題です。
このライティングがかなり曲者で、配点も上がってきています。
ライティングはかなり重要なのは皆さんも承知しているかと思いますが、これはスピーキングの基礎にも直結してくるのがまた重要なポイント。これから、スピーキングのテストも導入されるということなので、表や状況から自由に説明する力が無ければ、当然話すこともできないわけで・・
ということなのか分かりませんが、とにかくライティングが増えてきています。
そうなると、今まで選択肢からえらんで丸つければ答えが出せる英検®では、どう考えたって力不足です。
一応英検®にもライティングがありますが、文章校正を考えればそこまで難易度の高いものではなく、むしろ学校で出される多種多様な条件下で書く能力が求められる問題の方が難易度は高いのは言うまでもありません。
英検®を批判している訳ではなく、その合格証に甘んじることなく、勉強が常に必要だということです。
ということで、まずは英作文の練習となるのですが。
これまた、難しいんですよね。。。
英作文を書くためには、まず英単語が書けなくてはいけません。
更に、文法知識が必要で組み立てる力が必要です。
また、状況に合わせた言葉を選ばなければならないので、語彙力力といいますか、日本語の表現力といいますか、そんな力も必要になってきます。ここが一番大切なのかもしれません。国語力を小学生のうちに身に着けておく必要があるのは、他国の言葉を使うためにもとても重要になってくるからだとわかるかと思います。
いかんせん、国語の学習も十分でない状態でこれからは小学校から英語の授業が入ってきます。学習量のパワーバランスが変わってきますので、この影響がどう出てくるのか。
どんな風に英作文やライティングが変わってくるのか、興味深く見ております。
それでは、
今日はこの辺で( ^^) _U~~
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