【独り言】やりたくないからと言って子供にやらせなくてもいいのか?いけないのか?

こんにちは。桜の季節も終わり、少しづつ梅雨に近づいている気配がする今日この頃です。最近ふと面談に来られる親子を見て思うことがあります。

それは、なんでもかんでも子供の判断に任せようとする保護者がいるけど大丈夫かな・・といったことです。そして、最終的には勉強を嫌でもやらせるべきかどうか?といった話になるのですが。

 

子どもの意思を尊重した方が良いのはごもっともなのですが、やるべきことはやらせないといけない。じゃあ、やるべきことととそうでないことのその線引きはどうなの?という判断はとても難しいものだと思います。

特に勉強はどうでしょうか・・。

 

私は学習塾という職業柄もですが、勉強は多少嫌でもやらせるべきだとは思っています。なぜなら、良かれ悪かれその生徒の将来の選択肢が増やせるからです。これに尽きます。(選択肢が増えれば良いってものでもないのですが・・これはまた別の機会に。。)

かなり、親目線ですが、これは事実です。でも、生徒目線に立った時、勉強ってそこまでの価値があるのか分かりにくいので、やる気が出なかった利します。よってやりたがらなくなるのですが、大人になって気づくのですね。

 

中でも、中学校までの義務教育は将来、仕事をする上での基礎教養です。働くようになってから知っている/できるのとそうでないのとでは、扱われ方が変わってきます。よって、中学までの内容は修得していることがとても大切です。

だから、私は中学校までの内容に関しては、たとえイヤでも少し強引にやらせてもいいと思っています。

ただ、高校生に関しては、かなり専門的な内容になり、必ずしも実生活で役に立つかというと、そうなる人はごく一部のように感じます。更に、大学というのは以前の記事にも書きましたが、自分の意思で行くものです(ただ、そうでは無い現状はありますが・・)。なので、やらせるというか、本人の意思を強く尊重すべきだと思っています。

なお、私は将来の展望を共有することで、頑張ろうとする意欲を掻き立てるのが得意なので、ここにいる高校生はみんな頑張ってくれています!よいことですね。。(笑)

 

 

では、話を戻して、「多少嫌がっていても、やらせるべきなのか?」という点に関して、、世間一般ではどうかというと、必ずしもやらせようとする方が多いわけではでは無くなってきているようです。それは義務教育であってもです。

 

まず、保護者の考えが、子供は自由に育ててやりたいと考える方が増えています。それは、嫌なものを無理してやっても意味がないとか、どうせ身につかないとか考えていると思うこともあります。その果ての結果かもしれませんが、小・中学校は無理に行かせなくなってきてもいます。学校の先生もそのような指導をしているようで、無理に学校に来なくていいと。。その代わり、オンラインでもいいし、フリースクールなどの施設を活用するといった代替処置をする。

これは、世間一般の感覚が少しづつ、親主体から生徒主体になってきたからではないかと思っています。無理に行かせて、自殺に至ったり、社会に出れずひきこもりになったりと、その後の影響を考えると無理をさせず、本人のペースで進ませることが大切であり、その子の意思を尊重する風潮が強く出てきました。

それは話が少し大きくなりますが、個々の人権を考える、現在のLGBTQの尊重にも表れてきていると思います。

 

 

じゃあ、行きたくないから学校に行かなくてもいいのか? 単語を覚えるのがだるいから苦手な英語はやらなくてもいいのか?というとどうでしょう??

 

うーーーん

どうでしょう・・??

 

 

意思を尊重することで、失われる機会が多々あることに気づくと思います。

やった方が良いのだけど、やりたくないという本人の意思を尊重した結果、やらない⇒知らない⇒できなくなる。の循環によってますます良からぬ方へ行くことがあります。

  

じゃあ、「強引にでもやらせるべきなのか?」

難しい線引きです・・

 

私の立場からは、中学生までは親の権限で強引にでもやらせ、高校に入ったら本人の意向に任せるのが良いのかなと思っています。それは、成熟状況によるのですが、高校生にもなると徐々に自分の軸を持ちはじめ、将来について積極的に考えるからです。というか、考えざる負えなくなるのですが、だんだんと子供じみた言い訳をしなくなります。

 

 

ただですね、、高校生だからと言って手放しに決めさせても良くないこともありますし、中学生・小学生だからと言って、強引に勉強をやらせるのも違うことだってあります。それは、先ほども言った通り、現実問題、強引にやらせて不登校になることもあるのです。 情報が乏しく、良からぬ道に進む高校生だっているでしょう。

 

 

「じゃあ、結局なんなんだよ・・!!」

  

と言いたくなるところなのですが、、これは人によって変わる、誰もわからない線引きです。

ご家庭の判断にゆだねるしかないのです。

私のスタンスは上に書いてきたことに尽きるので、それが良いと勝手に思っています。

 

だから、私の考えに賛同して、やろうとすると、小学生・中学生の保護者は大変だと思います。駄々をこねてやりたくないことをやらせなければならないので。言い訳も意味不明なモノばかりだと思います。

如何にして、やりたくないけど、やらなくてはならないこと・やった方が確実に良いことをやらせていくのか?

 

そんなときこそ、我々の出番ではないでしょうか? 塾やら、外部の大人に協力してもらうのが良いと思います。

費用をあまりかけずにできることだってあります。例えば、私の塾であれば、週1回科目を決めて通塾し、週にもう1日は必ず時間を決めて自習に来させるなど。週1回の料金で複数回通わせることができます。

小・中・高校生でそういった生徒は実際にいます。というか、状況に応じて私がそう促しているのですが。あとは、しっかり見ている人がいることが大切です。

 

ということで、結局はご家庭の意思による所なのですが、中学生までは自由にさせると後が大変かもしれません。ただ、誤解しないでください。全員が全員そうではありません。

とあるアスリートは子供のころからやりたいことを自由にやらせた結果、オリンピックに出ることもありますし、偉大な発明家になることだってあります。まあ、それはごくごく一部の成功例だから言えることであって、殆どの人にはリスクのある賭けでしかないのですが・・

 

 

本人の自由にさせるのが良いのか、それとも親が少し強引にでもやらせるのが良いのか?やりたい事、やりたくないことがあると思いますが、

子どもの成熟度合やメンタル的な要素を見て、判断していくことが大切かもしれません。

 

不安であれば学校の先生なり、カウンセラーであり、塾長に相談してみてもよいと思います。

私でもいいですよ・・何かありましたら、ご相談下さい!! 

 

 

それではこの辺で( ^^) _U~~ 

 

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