こんにちは!! 徐々に高校受験の季節が近づいてきましたね。
今回は合格者数が増えている推薦制度について。
併願優遇、A推薦、B推薦ちがいを説明できますか?
何を隠そう私は埼玉出身なんですが、東京で、初めて高校の「併願優遇」という制度聞いたときは「んん??? なにそれ・・」という状態でした。今でも覚えています。。(._.)
埼玉の併願推薦や確約制度は知っていましたが、併願優遇という制度は知りませんでした。
でも、よくよく聞くと中身は同じ。。?! その他、推薦制度も併せて確認していきます!
もくじ
◎併願優遇制度
各私立高校が提示する ‘‘内申点’’ や ‘‘模擬試験の偏差値’’ の基準をクリアできていれば、事前に合格をほぼ確定できる制度。主に東京で使われます。たまに、B推薦といっていることもあります。
この併願優遇は併願推薦と異なり、一般入試の枠組みに入ります。そして、実際に試験を受ける必要があります。
そこで、なぜ、ほぼ確定といったのかというと、内容が白紙だったり、面接であまりにもひどい態度の場合は不合格となる可能性があるからです。
ただ、最低点数を指定している学校を除けば、テストの点数はあまり関係ないです!さすがに0点はまずいですが。。。(入学後のクラス編成などの参考値として使われるようです。)
だいたい、11月頃に内申が決定し、そこから併願優遇を希望する学校説明会などへ参加して、生徒、保護者含め、高校の担当と面談をします。
その学校が良ければ、通っている中学校の先生に相談して、生徒の併願優遇を先方の高校に打診してもらいます。12月頃になります。
なので、自分で高校にお願いに行くわけではなく、中学校の先生を通してお願いしてもらうわけです。
2月頃に一般試験を受験し、問題なければ晴れて合格となるわけです!
◎併願推薦制度
主に千葉や埼玉県の私立高校に多いのですが、内容はほぼ併願優遇制度と同じです。B推薦と言われることも。
内申点(模試偏差値を取る学校も無きにしも非ず。)をもって事前に合格を判定します。一般試験も優遇と同様に受験することが多いです。
併願優遇との違いはと言えば、試験日程が都内は2月だが、埼玉では1月中であること。
あとは、東京の場合、併願優遇を利用する際、中学校の担任と高校側の担当で事前相談があります。しかし、埼玉ではありません。。よって、学校説明会に参加すれば合否がわかるようになってます。
併願推薦、併願優遇の制度の差なのか、地域の慣習の差なのかあいまいなところがありますが、そんなちがいがあります。
◎単願推薦
高校に第一志望として推薦入学を希望することです。
A推薦と言われることも。併願推薦・優遇よりも内申点のハードルが下がります。そのため、「この学校以外には行きたくない!」という強い想いがあって、内申点を満たしていれば、選んだほうが良いと思います。
実際は、とりあえず早く高校を決めて、安心したいからとの理由で選ぶ生徒も多いのですが。。
高校側の生徒を早く確保したい想いと、学生側の早く受験を終わらせたいニーズの一致が人気となり、各学校とも定員数が増えています。
◎C推薦
聞きなれない方もいるかと思います。自己推薦ということもあるようです。
第一志望で単願推薦を狙いたいが、内申点が足りない場合に出願する推薦です。一般試験は受験し、点数によっては不合格になることも。
ただ、ご心配なく。
C推薦出願で不合格だったが、再度、他日程の一般試験でリベンジすると、優遇加点してくれるところが多いです。
ほぼ合格に近い形の確定を得られます。生徒の強い希望を評価しているのかなと思います。
どうしてもこの学校に行きたいけど、内申点が足りない。。かつ、一般試験も不安。その場合には、C推薦を受けた方がよいと思われます。
【参考】ちなみに、確約とは
これは、受験生にとってみるとかなりありがたい制度です。
簡単に言えば、「戦わずして勝つ!!」 っていう感じです。
学校説明会面談などで、事前に仮内申や模試偏差値を提示すれば、確約書がもらえちゃうんです。その時点で決定です。併願推薦や優遇と似ています。
不安定な時期(年頃)に、このような制度があるだけで、生徒は落ち着けますよね。精神安定上、いいことだと思いますが、高校受験はこれでいいのかな・・という想いもでてきますね。
【参考その②】スポーツ推薦
ある競技にて優秀な成績・実績を残した生徒に関しては、有無を言わさず高校に入れてくれる制度です。
スポーツに打ち込みたい。将来はオリンピックを目指したい。など、将来に見込みがある生徒にはとても魅力的ですよね。
ただし、注意したいのは、、まだ中学生ってことです。この先何があるかわからず。ここで、勉強をおろそかにし、基礎学力を身に着けていないと、今後の人生に関わる問題にもなってきます。十分考え、検討する必要があります。
一人の塾講師として、可能な限り、おススメはしていない状況です。
(アスリートとして行ったものの、開花できなかった知人、友人を何人も見てきました。)
さいごに
私立高校側としてはできるだけ、生徒を確保したいというのが本音。昔から推薦制度はありましたが、そこまで定員数は多くありませんでした。
しかし、最近では、ちょっと行き過ぎでは??と思うことも。ある学校訪問したところでは入学定員の半分を推薦で受け入れほどでした。入試に向け必死に試験対策をし、合格をつかみ取る構図は徐々に薄れていくのかなと思いました。代わりに、推薦試験が主流となり、一般試験は一部のチャレンジしたい生徒に向けての試験になるような気がします。
受験を経て強くなる。知識をつけるきっかけにもなっていたので、今後、その在り方は要検討だと思います。
時代の流れもあると思うのですが、生徒募集に困っている学校ほど、推薦に重きを置いてくると考えられます。学校説明会などを通して、選択する学校をしっかり見極めましょう!
それでは( ^^) _U~~
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