【学校教育】生成AIの活用について考える。暫定的なガイドラインが文部科学省から出る

こんにちは。夏休みがそろそろ終わってしまいますね。夏休みの宿題は終わりましたか?

えっ 終わってない? そんなときはこれを使ってください。

はい、、もちろん自分の頭を使ってという事ですよ。年齢にもよりますが、まだAIを使うには時期尚早です。

  

ということで、夏休み前に何と生成AI(Chat GPT、Bardなど)に対する暫定的なガイドラインが文部科学省からでています。「ヤバい・・宿題が終わらない、とりあえずChat GPTにぶち込んでおけ!」なんてことはしてはいけませんよ。

そして、生成AIを使うためには必ず18歳以上であったり、保護者の同意が必要であったりします。子供のためを思うのなら、宿題ごときで使うべきではないと思います。

 

この「暫定的なガイドライン」というのには、強制力はありませんので、今後の参考までに見てもらえればと思うのですが、個人的に大切なことを数点ピックアップし、備忘録としておきたいと思います。

なので、この記事をご覧の方は、参考までにお願いします。詳細はガイドラインをご確認頂ければと思います。

 

生成AIを使う上でのポイント

①たたき台としての活用

 これは、生徒というよりかは、指導者側のポイントですが、何かのお知らせであったり、問題を作ったりするなどの業務支援を効率的に進めることに活用できます。一から作る案に関しては、かなりの時間を削減できるのは無いでしょうか。

たいていは、前年の傾向や案を参考にしていると思うのですが、新たな取り組みであったり、前例踏襲型を打開したいなどの時は生成AIに頼ってみても良いかもしれません。

もちろん、最後のチェック・佼成は指導者が自ら行うことがセットです。

 ここら辺のたたき台を作るあたりは、内容を確認できる知識があれば、秀逸なのではないでしょうか。なんなら、プレゼン資料とかも生成AIにたたき台任せて出来たらかなり時間も節約できそうです。ただし、個人情報や機密情報の扱いには注意しなければなりませんが。。

 

②生成AIを使うには、モラルとルールを定着させてから。AIリテラシー。

 まだ、暫定的ではあるのですが、ガイドラインが出てきているので、こちらを参考にして活用前に指導していく必要があります。生徒の中には既に活用している人もいるかもしれませんが、今からでも遅くありません。

 個人情報の扱い。学校課題を生成AIに委ねない。AIに作らせたものをあたかも自分の創作物とするなどは当然気を付けなければなりません。個人情報に関しては、設定によっては入力した情報がAIの機械学習に活用され、他の回答として出力される恐れがあります。

 一方、活発に活用する場面もあり、例えば、英会話の相手、議論のヒントとして用いる場合など。AIの回答をそのまま転用するのではなく、議論をより活性化したり、新たな視点から考えられるように活用することに使う。

このほかにも、メリット、デメリットがあるのですが、個人的には、生成AIを使う上で、一度テスト形式のように、運転免許みたいな形で使う人にテストや試験を設けた方が良いような気がします。むやみやたらに使うととんでもないトラブルにつながりかねないと思っています。

 

人と人同士ではアイデア出しのヒントや指導に割ける時間にも限界があります。その枠を広げてくれるようなサポート役としての活用が期待しています。

 

 

 

③ファクトチェックは怠らないこと。

生成AIから出てきた回答が必ずしも正しいとは限りません。必ず、事実であるのか確認が必要です。都合の良い意見をあたかも事実であるかのように返してくることもあるかもしれません。

そんな時に、情報を鵜呑みにしていては、学生にとっても、その議論においても誤った方向に行きかねません。生成AIを使う前に、前提として知っておくことが大切だと思います。

 

 

最後に

こうした技術が出てきてしまった以上、生成AIを用いたビジネスが雨後の筍の様に出てきていることは言うまでもありません。私が運営している塾にもその波は押し寄せてきています。以前の記事にも書いていますが、AIが勝手に苦手を分析。かつ生徒一人ひとりに合った解説までしてくれると来れば、先生はそこまで重要ではないのではと思ってしまいます。(実際はそうなりませんが。)

なので、生成AIを活用するスキルは避けて通るというのは今後を見据えると、非現実的でビジネスの競争力削ぐことにもつながりかねません。

だから、ルールやモラルを守ったうえで活用していくことは大切です。(まあ、2022年の後半ぐらいからポッと出てきた技術に対する議論は、まだ活用もしかり、確定はしていないようですが。)

判断の基準が確立するのはこれからですので、文科省の意向はしっかりチェックしていかなければなりません。

 

いずれにせよ、様々な便利なアプリやらが出てきていますが、自分で考えることが重要です。生成AIとの共存が大切であって、一方的に依存は思考の停止を招きます。

かつて、なんかの映画で冷凍保存されて何百年?後かに目覚めたら、人類がおバカの集団になっているだったかな・・を見たことがあるのですが、モラルなく生成AIに頼り切れば、本当にそうなってしまうかもしれませんね・・

 

そうならない為にも、AI を用いた進化は必要ですが、これからの在り方について良く考え、ある程度の線引きをしていかなければなりません。特に学生のうちは使わない方がいいと思っています。いろんな試行錯誤が人の力となり、判断力となり、AIを活用した時に更に良いものへとつながっていくのではないかと思います。その価値は思考・経験・挫折した人にしかわからないこともありますし。

中高生のうちは使い方の指導に限るとか。。生成AIの利用検定的なのを受けるにとどめるとかどうでしょう。かなりコンサバでしょうか・・

 

 

それではこの辺で( ^^) _U~~

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